ホイアンで『ベトナムコーヒー作り』体験レポート!雨の日でも安心な“観光+α”の思い出を

観光だけでは味わえないベトナムの魅力に触れてみたい方におすすめなのが、ホイアンの「ベトナムコーヒー作り体験」。伝統的な淹れ方で5種類のコーヒーを作って飲み比べるだけでなく、ローカルとの交流を通じて知識も深まる、まさに“学んで楽しめる”体験です。屋内なので雨の日でも安心!この記事では、実際の体験の流れや見どころをわかりやすく紹介します。

ホイアン旧市街で『ベトナムコーヒー作り体験』

体験の舞台は“ランタン作り”も人気のローカルワークショップ  

今回のコーヒー作り体験が行われるのは、ホイアンにある「Vietnamese Coffee and Lantern Making Workshops(ベトナムコーヒー&ランタン作り体験教室)」。その名の通り、コーヒー作りだけでなく、ホイアン名物のランタン作りも体験できるワークショップです。

店内に一歩足を踏み入れると、まず目に飛び込んでくるのが、天井いっぱいに吊るされたカラフルなランタンの数々。このワークショップは家族経営で運営されており、スタッフの皆さんはとてもフレンドリーです。最大でも15人程度の少人数制なので、アットホームな雰囲気の中でゆっくりと体験を楽しむことができます。     

実際に体験できる内容

このワークショップでは、5種類のベトナムコーヒーを自分で淹れて飲み比べる体験ができます。伝統的な抽出方法を学びながら、ベトナムコーヒーの歴史についても知ることができるのが特徴です。座席にはそれぞれ、コーヒードリッパーやグラス、ミルクなどが用意されており、ガイドの方の説明を受けながら、一杯ずつ丁寧に淹れていきます。

実際どうだった?“ベトナムコーヒー作り”体験レポート

料金・時間開催場所など、気になる参加情報まとめ 

ホイアンで開催されているこのベトナムコーヒー体験は、初めての方でも楽しめるアットホームな雰囲気が魅力です。観光の合間に、ちょっとしたローカル文化に触れられる、充実の2時間。しかも、材料や道具はすべて用意されているので手ぶらでOK! 気軽に参加できるのも嬉しいポイントです。

また、屋内で開催されるため、雨の日や猛暑日でも快適に楽しめます。

参加情報の詳細はこちら:

  • 所要時間:約2時間
  • 参加料金:350,000vnd(日本円で約2,200〜2,500円)
  • 開催場所:『Vietnamese Coffee and Lantern Making Workshops』
         ホイアン旧市街から車で約10分(Grabなどの利用が便利)

ベトナムコーヒーって何?歴史と豆知識を楽しく学ぶ

このワークショップでは、ベトナムの伝統コーヒー5種を自分で淹れながら、それぞれの誕生秘話や文化的背景を講師の方が楽しく教えてくれます。飲むだけでは味わえない“文化”に触れられるのが魅力です。

ベトナムでは、苦味とコクが強い「ロブスタ種」の豆が主流。中でも注目なのが、1940年代のミルク不足から誕生したという「エッグコーヒー」。卵黄とコンデンスミルクを泡立てて作るスイーツのような一杯で、ハノイ発祥の伝統的な味です。

また、豆の種類や抽出器具「フィン」についても丁寧に教えてくれるので、コーヒー好きはもちろん、初心者でも安心。ベトナムコーヒーの奥深さに、きっと驚かされるはずです。

実際にコーヒーを入れてみた!

最初に体験したのは、ベトナム式の伝統的な「フィンコーヒー」。使用するコーヒーパウダーには、ココナッツパウダー、塩、ビーガンバター、ココアパウダーがあらかじめブレンドされており、これをステンレス製の抽出器具「フィン」で丁寧にドリップします。

このベースにアレンジを加えながら、ホワイト、エッグ、ソルト、ココナッツといった5種類のコーヒーを一つずつ作っていきます。泡立てたり、シェイクしたりと、作り方はそれぞれ異なり、その工程自体も楽しいポイントです。

飲み比べが楽しい!個性あふれる5つのベトナムコーヒー

自分で淹れた5種類のコーヒーを、1杯ずつじっくり飲み比べてみました。

  • ブラックコーヒー(Cà phê đen)
     しっかりとした苦味と深いコクがありつつ、ほんのり甘みとバターの風味も感じる一杯。
  • ホワイトコーヒー(Cà phê sữa)
     練乳を加えることで、まろやかで甘くやさしい味わいに。コーヒーが苦手な人にもおすすめ。
  • エッグコーヒー(Cà phê trứng)
     ふわふわのエッグクリームがのった、まるでスイーツのような一杯。濃厚でクリーミーな贅沢感。
  • ソルトコーヒー(Cà phê muối)
     甘さの中にほんのり塩気が効いていて、絶妙なバランス。クセになる新感覚の味わい。
  • ココナッツコーヒー(Cà phê cốt dừa)
     ホイップとココナッツミルクの香りが広がるトロピカルな一杯。南国気分を楽しめる、甘くリッチな味。

それぞれ味の個性が際立っていて、「次はどんな味だろう?」とワクワクしながら楽しめました。普段は1種類しか飲まないという人にも、ぜひ試してみてほしいラインナップです。

”観光+α”が叶う!ベトナム文化に触れる体験の魅力

1人でも安心!ローカルとの交流も魅力のひとつ

普段の観光ではなかなか味わえない、ローカルとのふれあいや他の参加者との交流も、この体験の大きな魅力のひとつ。私が参加したときも、一人で来ている方が多く、アットホームな雰囲気の中で自然と会話が生まれていました。コーヒーを見せ合ったり、作り方の工夫を話し合ったりと、参加者や講師の方とのちょっとしたやりとりが、体験をさらに楽しくしてくれます。

説明はすべて英語ですが、アシスタントの方が実演を交えながら丁寧に教えてくれるので、初めてでも安心です。観光地ではなかなか得られない、現地ならではの交流ができるのも、この体験ならではの魅力といえるでしょう。

ベトナムコーヒーが家で作れるコーヒー豆のお土産も!

体験が終わったあとには、コーヒー抽出器具「フィン」と、その日作ったコーヒーのレシピを特典としてプレゼントしてもらえるのも嬉しいポイントです。

さらに、実際に使ったコーヒーパウダーやベトナム産の豆は、その場で購入することも可能。お土産にもぴったりです。自分で淹れた味を家で再現したり、家族や友人にふるまったりするのも、素敵な思い出の残し方ですね。

「学ぶ・作る・味わう」で感じるベトナムのローカル体験を! 

このベトナムコーヒー体験は、「学ぶ・作る・味わう」がすべて詰まった、贅沢なひととき。観光地をただ巡るだけでは出会えない、ベトナムのコーヒー文化の奥深さに触れることができます。

さらに、自分で淹れたコーヒーの風味や香りは、きっと旅の思い出として心に残るはず。ベトナムを訪れる際はぜひ、現地ならではの体験を旅のプランに加えてみてはいかがでしょうか。

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