【2023】ベトナムダナンの物価はどのくらい?食事代やコーヒー代、ホテル代や交通費の最新事情を解説

海外旅行で必ず必要になる「お金」。初めての国に海外旅行をする際、現地の物価がどれくらいか気になる方も多いのではないでしょうか。特に世界情勢の変化によって世界的な物価上昇が起こっている現在では、現地の物価はどれくらい上がっているのか?身近なものの値段や交通費はどれくらい?といった疑問もあるかと思います。

そこで今回は、そんな不安を解消するために、ベトナムの観光地ダナンの物価を、食べ物やスイーツ、ホテル代、交通費などそれぞれ詳しくご紹介します!本記事を参考に、ダナン現地でどのくらいのお金が使えそうかをぜひシミュレーションしてみてください。

ベトナムダナンの物価水準と特徴

はじめに、ベトナムはダナンの現地の物価や特徴・情勢について紹介しましょう。ここでは、日本と比較した場合のベトナムの物価水準、ベトナムドンの為替レートや経済情勢、クレジットカードが使えるかなどについて解説していきます。

ベトナム・ダナンの物価水準は日本の3分の1程度

ベトナムのざっくりとした物価水準は、概ね日本の物価の3分の1程度といわれています。ベトナムの物価を日本の物価に換算すると、概ね「ドンの数値から0を2桁引いて、更に2で割る」と日本円換算になります。なお、「ドンの数値から0を3つとって、更に5をかける」という計算方法もあります。

※ 現在は円安の影響で、0を3つ取り、6をかけると近い金額になります。

ベトナムの通貨は「ベトナムドン(VND)」で、為替レートは1ドン(vnd)=0.0056 円(2022年3月27日現在)。通貨は全て紙幣で、200vnd紙幣から50万vnd紙幣まで11種類ありますが、200vnd紙幣・500vnd紙幣は現在はほとんど使用されていません。

ベトナムは経済成長を続ける魅力的な新興国

ベトナムは大きく経済成長している国の一つで、現在も物価上昇は続いています。ですが、日本と比較すると物価は依然として安く、ほとんどの物やサービスはリーズナブルに買うことができます。「経済発展を続けている新興国の中でも物価が安い」という点は、観光で訪れる魅力の一つといえるでしょう。

ベトナム・ダナンでクレジットカードは使える?

観光地でありリゾート地でもあるダナンでは、クレジットカードもおおよそ普及しています。

屋台などローカルな小型店舗では使えないところがほとんどですが、都市部のデパートや中級以上のホテル、観光客向けの土産物店など、通常の街の店舗では対応している場所が多いです。

また、クレジットカードはホテルのチェックインの際に提示を求められることがあるので、ダナンに行く際にはクレジットカードを持っておくことをお勧めします。

ベトナム・ダナン現地の食事代の相場

旅行を楽しむ上で欠かせないのが、現地での食事です。ベトナムでは、食事も日本に比べるとかなり安く済ませられます。ここからは、ダナン現地で食事をする場合や、食料品をスーパーやコンビニ等で買う場合も含めて、ダナンの食事代の相場を見ていきましょう。

外食の費用相場

外食の相場は、ローカルレストランと高級レストランで大きく変わります。

ローカルレストランの場合は価格が安く、たとえばベトナムのローカルフードとして有名な米粉の麺料理「フォー」がおよそ5万vnd(日本円で約230円)、ドリンクを頼んでも1食につき8万vnd(約450円)以下で済むお店が多いです。また、軽食としてベトナムでは身近な「バインミー」は1食1万vnd〜2万vnd(約60〜120円)と非常にお手頃です。

一方、富裕層向け一流ホテルの高級レストランでは日本より物価が高い場合もありますが、日本で言う「ちょっといいレストラン」であれば、15万vnd(約830円)〜30万vnd(約1,700円)の価格で食べられます。

スーパーやコンビニの食料品の費用相場

スーパーマーケットやコンビニで食料品を買う場合の相場はどれくらいでしょうか。

まず、ベトナムの主食であるフォーは40万vnd(約225円)、お米は1キロあたり16,000vnd(約80円)が相場となっています。

豚肉は1キロあたり12万vnd(約680円)、カップ麺は1万vnd(約50円)です。ダナンの名物であるミークアンやバインセオは約2万vnd(約100円)が相場。ベトナムで好まれる果物であるマンゴーは1キロあたり4万vnd(約225円)が相場です。

ミネラルウォーターの費用相場

海外では水道の水など生水が飲めないため、ペットボトル等のミネラルウォーターが生活必需品となっています。ミネラルウォーターは500mlのボトルで5,000vnd(約29円)、1.5リットルのボトル1本で1万vnd(約50円)が相場です。

ベトナム・ダナン現地のコーヒー・お茶代の相場

南国であるベトナムでは、コーヒーや紅茶も好んで飲まれます。ダナンはリゾート地として有名で、おしゃれなカフェがたくさんあり、相場も比較的安いのでダナン現地に来たらぜひご賞味ください。ここでは、ダナンで飲めるコーヒーや紅茶、アルコール飲料といった飲み物の費用相場を紹介していきます。

コーヒー・紅茶等の費用相場

ベトナムでは、ベトナムコーヒーと、ベトナムの紅茶「チャ・ダー」が非常に人気です。

ベトナムコーヒーの相場は15,000vnd(約75円)、チャ・ダーの相場は7,000vnd(約38円)となっています。カフェでお茶をする場合は、ベトナムコーヒー1杯で2万vnd〜4万vnd(約100円〜200円)、カフェで飲むシェイクは5万vnd(約230円)が相場です。

ベトナムコーヒーは値段が年々上がっており、カフェのベトナムコーヒーも5万vnd〜7万vnd(約280円〜約390円)になることも。ある程度高級なカフェの場合ではベトナムコーヒー1杯8万vnd(約400円)以上の場合もあります。

その他飲料・アルコールの費用相場

ベトナムには他にも、ジュースやアルコールなどさまざまな飲み物があります。ジュースでは、330mlで1万vnd〜2万vnd(約50円〜100円)、500mlで2万vnd〜3万vnd(約100円〜170円)、牛乳は1リットルで3万vnd(約170円)が相場です。

なお、ベトナムで特に安いと言われている飲み物がビールです。国産ビール缶は1本2万vnd(約100円)が相場と非常に安く、世界的にも有名なベトナムのビール銘柄「333(バーバーバー)」でも13,000vnd(約65円)で買えます。

なお、シンガポールの人気ビール「Tiger Beer(タイガービール)」は1本17,000vnd(約80円)、オランダの「Heineken(ハイネケン)」は1本2.2万vnd(約125円)です。

ベトナム・ダナン現地のホテル代の相場

ダナンでは格安ホテルから高級ホテルまでさまざまなホテルがあり、そのホテルのランクによって費用が変わってきます。

ホテル1泊1室2人で泊まる場合で、普通のシティホテルで日本円にして4,000円〜8,000円程度が相場です。普通のリゾートホテルで8,000円〜2万円前後、高級リゾートホテルでは2万円〜8万円程度が相場となっています。

ベトナム・ダナン現地の交通費の相場

ここでは、ダナン現地の代表的な交通手段と、その平均的な費用相場を紹介します。

タクシーの費用相場

タクシーは、ダナン市内を移動する際に最も使われている交通手段の1つです。ここでいうタクシーは、通常のメーター付きタクシーを指します。

日本では初乗り運賃が400円近くしますが、ベトナムのタクシーの初乗り運賃は12,000vnd(約60円)と非常に安いです。日本と同じく距離に応じて料金が加算され、1kmあたり12,000vnd〜15,000vnd(約60円〜70円)ずつ加算されていきます。

Grab(配車アプリ)の費用相場

「Grab(グラブ)」は、スマートフォン等で自動車を手配できるアプリです。費用相場としては、1kmあたり8,500vnd(約49円)程度で、15分〜30分の乗車で3万vnd〜4万vnd(約150円〜200円)程度とこれもまた格安です。Grabには通常の自動車のほかバイクタクシーもあり、その場合の料金は上記のおよそ半分程度が相場となっています。

市営バスの費用相場

ダナン市営のバス「DanaBus」も、リーズナブルな交通手段です。料金は一律一区間5,000vnd(約25円)と決まっています。海側から五行山側まで幅広く20路線が通っていますが、地元の人が利用するのがほとんどなので、観光客が利用するには少しハードルが高いかもしれません。

シクロ(自転車タクシー)の費用相場

シクロは、前輪2輪後輪1輪の3輪をもつ自転車タクシーです。ダナン市内ではダナン観光促進センターが運営しており、基本料金は1時間1万vnd(約565円)と設定されています。

シクロは完全に個人交渉となり日本語対応もなかなかできず、料金も場合により変動するので、こちらも少々ハードルが高いかもしれない乗り物です。もし現地で観光気分を味いたい場合は、チャレンジしてみてはいかがでしょうか。

レンタサイクルの費用相場

ダナン市内には、レンタサイクルも配備されており、TNGOというアプリをインスタールして、利用することができます。

料金は30分で5,000vnd(約28円)、1日8時間利用で5万vnd(約280円)と、日本のシェアサイクルと比べると安いものの、自走するにしてはベトナムでは高級な乗り物かもしれません。

ベトナムダナンの物価は安く観光におすすめ

以上、ダナン旅行にもダナン移住にも役立つ、気になる「ダナンの物価」について網羅的に解説しました。

ダナンは観光地ですので、他の街に比べると少し高い相場のサービスもありますが、ベトナム自体の物価が日本よりはるかに安いため、よほど高級な物やサービスを選ばなければ基本的にはリーズナブルに過ごすことができます。

ダナンの物価は継続的に上昇しており、地元民としても物価上昇の煽りを徐々に感じてきてはいますが、日常生活には支障はなく、ここ5年くらいは物価もあまり気にすることなく旅行できるという印象です。

本記事で紹介した相場を参考に、安心してご旅行をお楽しみください。

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