
ベトナムの通貨は日本円より桁が大きく、初めて旅行する方は金額感覚をつかみにくいと感じやすいです。特にベトナム お金 両替の方法や、ベトナムドン 円 レートの目安、ベトナムでクレジットカードがどこまで使えるかは、出発前に知っておきたいポイントではないでしょうか。
そこで本記事では、ベトナムで流通している紙幣の特徴、円への換算方法、両替場所の選び方、旅行中のお金の使い方までわかりやすく解説します。事前にベトナム通貨の特徴を理解しておくことで、現地でも落ち着いて支払いができるようになります。
目次
ベトナム通貨の概要│ドンとは?

ベトナムの通貨単位は、ベトナム国立銀行が発行するvnd(国際取引コード:vnd、記号:₫)です。
現在流通している紙幣には以下の額面があります。
- 紙幣:100vnd、200vnd、500vnd、1,000vnd、2,000vnd、5,000vnd
- ポリマーマネー(プラスチック紙幣):10,000vnd、20,000vnd、50,000vnd、100,000vnd、200,000vnd、500,000vnd
すべての紙幣には、ベトナムの独立と民族統一を導いた偉大な指導者、ホーチミンの肖像が印刷されています。彼の名前は、ベトナム最大の都市「ホーチミン市」にも付けられています。
現在、ベトナム人は少額のお金を切り捨てる習慣があるため、100vndや200vnd紙幣は非常に珍しく、500vndは主に大型スーパーマーケット(例:GO!、Vincomなど)でしか見かけません。硬貨(コイン)はインフレにより廃止されましたが、法的には有効な通貨です。
2026年4月現在、1米ドルは約26,300vndに相当します。
現在のベトナムドン円レートと確認方法
ベトナムの通貨はドン(vnd)で、2026年4月3日の為替レートは1vnd=0.0061円です。ベトナムドンを円に換算するときは、ざっくりした目安を覚えておくと旅行中に便利です。
ベトナムドンを円で計算する簡単な方法
ベトナムの通貨はドン(vnd)で、2026年4月3日の為替レートは1vnd=0.0061円です。ベトナムドンを日本円に換算するための代表的な方法は次の2つです。
1.ベトナムドンの金額から末尾の2桁を削除し、その結果を2で割る
2.ベトナムドンの金額から末尾の3桁を削除し、その結果に5(6)を掛けます。
例えば、10,000vndの場合、最初の方法では末尾の2桁を削除して100とし、これを2で割ると日本円で50円となります。2番目の方法では末尾の3桁を削除して10とし、これに5を掛けると同じく日本円で50円となります。ただし、最近の円安傾向をふまえると、末尾の3桁を削除して6を掛けるほうが、実際の為替感覚に近い場面が多いです。
例:
- 10,000vnd → 10 × 6 = 60円
- 500,000vnd → 500 × 6 = 3,000円

「k」表記の意味と見方
カフェやレストランのメニューで「k」という表示がよく書かれています。ベトナムで見かける値札に「5k」や「30k」という表記があるのは、現地の日常生活で使われる便利な省略形です。これは多くの商品の価格が大きな数値になるため、価格表示を簡潔にするための工夫です。「k」はキロ(千)を表し、末尾の「000」を省略しています。日本円の目安を知りたいときは、kの前の数字に6を掛けるとイメージしやすいです。
例:
- 50k → 50 × 6 = 300円
- 35k → 35 × 6 = 210円
間違えやすいベトナム紙幣の種類と特徴
500,000vnd(50万ドン)≒ 3,000円


50万vnd紙幣は、ベトナムで流通している中で最も高額な紙幣です。紙幣の色は紫がかった青色をしています。
表面にはホーチミンの肖像と写真が印刷されています。裏面にはゲアン省セン村にあるホーチミン大統領の故郷の実家の風景が描かれています。
200,000 vnd(20万ドン)≒ 1,200円


20万vnd紙幣は、ベトナムで流通している紙幣の中で2番目に高額な紙幣です。紙幣は赤茶色と緑色の色調をしています。
表面にはホーチミンの肖像と写真が印刷されています。裏面には、新世界七不思議の一つであり、ユネスコの世界自然遺産にも登録されているハロン湾の風景が描かれています。
100,000 vnd(10万ドン)≒ 600円


10万vnd紙幣は、ベトナムで流通している紙幣の中で3番目に高額な紙幣です。紙幣は濃い緑色をしています。
表面にはホーチミンの肖像と写真が印刷されています。裏面にはベトナムの高潔な人々への敬意を象徴する文廟(Temple Of Literature)の絵があります。
50,000 vnd(5万ドン)≒ 300円


5万vnd紙幣は、ベトナムで流通している紙幣の中で4番目に高額な紙幣です。紙幣は紫色です。
表面にはホーチミンの肖像と写真が印刷されています。裏面には、ベトナム最後の封建制度の象徴であるフエ王宮の絵が描かれています。
20,000 vnd(2万ドン)≒ 120円


2万vnd紙幣は、ベトナムで流通している紙幣の中で5番目に高額な紙幣です。紙幣は青色をしています。
表面にはホーチミンの肖像と写真が印刷されています。裏面には、ベトナム、中国、日本、フランスの文化が融合した、古代ホイアンを象徴する日本橋の絵が描かれています。
2万vnd紙幣は500,000vnd札と色味がやや似ているため、ベトナム旅行で特に間違えやすい紙幣のひとつです。お釣りを受け取るときは、色だけで判断せず、紙幣に書かれた数字までしっかり確認しましょう。
10,000 vnd(1万ドン)≒ 60円


1万vnd紙幣は、ベトナムで流通している紙幣の中で6番目に高額な紙幣です。紙幣は緑が混じった黄色をしています。
表面にはホーチミンの肖像と写真が印刷されています。裏面には海上での石油採掘の様子が描かれています。
5,000 vnd(5千ドン)≒ 30円


5千vnd紙幣は、ベトナムで流通している紙幣の中で7番目に高額な紙幣です。紙幣は濃い青と黄色が特徴的です。
表面にはホーチミンの肖像と写真が印刷されています。裏面には、旧ソ連の支援を受けて建設されたトライアン水力発電所の絵が描かれています。
2,000 vnd(2千ドン)≒ 12円


2千vnd紙幣は、ベトナムで流通している紙幣の中で8番目の紙幣です。紙幣はライトピンクとライトブルーを混ぜた白色をしています。
表面にはホーチミンの肖像と写真が印刷されています。裏面には、ベトナム最古の伝統産業の一つである繊維工場をイメージした絵が描かれています。
1,000 vnd(1千ドン)≒ 6円


1千vnd紙幣は、ベトナムで流通している紙幣の中で9番目の紙幣です。淡い黄白色をしています。
表面にはホーチミンの肖像が印刷されています。裏面には象と一緒に伐採する様子を描いた絵が描かれています。
ほとんど流通していない少額紙幣
500vnd紙幣、200vnd紙幣、100vnd紙幣は、ほとんど流通していません。ベトナム旅行中に見かける機会は少ないですが、以下では紙幣のデザインをご紹介します。
500vnd


200vnd


100vnd


上記の写真はベトナム国銀行の公式ウェブサイトhttps://www.sbv.gov.vn/ から 引用
ベトナムのお金(vnd)を両替する場所と、レートが良い場所の選び方
ベトナムで両替をする際は、レートの良さだけでなく、正規の両替所かどうかも確認しておきたいポイントです。以前は街中のゴールドショップ(貴金属店)などで両替をするケースも見られましたが、現在は政府の許可を受けていない店舗での外貨両替は認められていません。
街中には銀行より良いレートを掲示している店舗もありますが、すべてが正式な両替ライセンスを持っているとは限りません。無許可の場所で両替をすると、思わぬトラブルにつながる可能性もあるため注意が必要です。
安心して両替するためには、銀行、空港、または正式に許可を受けた両替所を利用するのがおすすめです。旅行中は「レートが良いかどうか」だけでなく、「安全に、トラブルなく両替できるか」という視点でも選ぶようにしましょう。
銀行
ベトナムドンへの両替は、銀行などの正式に許可された機関で行うのが最も安全で確実な方法です。レートはやや低めで手数料がかかる場合がありますが、トラブルのリスクが低く、安心して利用できます。両替の際にはパスポートの提示が必要です。
空港

空港内の両替所は、すべて正規に許可された店舗であり、到着後すぐに両替できるため便利です。特にダナン国際空港やホーチミンのタンソンニャット国際空港やハノイのノイバイ空港では複数の両替所があり、レートを比較することも可能です。利用時には、受け取った金額を必ずその場で確認しましょう。
ホテル、お土産ショップ
一部のホテルや両替サービスも、政府の許可を受けている場合に限り両替が可能です。銀行よりもレートが良い場合もありますが、利用する際は正規の許可を得ているかを確認することが重要です。
レートが良い両替場所を選ぶときのポイント
ベトナム お金 両替で失敗しないためには、「正規の両替所であること」「その場でレートを比較できること」「受け取った金額をすぐ確認できること」の3点を意識するのが大切です。空港ですべてを両替するのではなく、到着直後に使う分だけを両替し、残りは街中の正規店で比較しながら両替する方法も考えられます。
ベトナムでクレジットカードは使える?現金との使い分け
ベトナム クレジットカード事情としては、ホテルや高級レストラン、スパではカード対応の店舗が多い一方、市場や屋台、小さなカフェでは現金のみの場所も少なくありません。旅行中はクレジットカードだけに頼らず、少額紙幣を含めた現金も持っておくと安心です。
特にGrabの利用時は、事前にクレジットカードをアプリに登録しておくと支払いがスムーズです。現金払いにも対応できますが、アプリに表示された金額どおりに支払えるよう、細かい紙幣を持っているとやり取りがしやすくなります。
ベトナムでお金を使うときの注意点
ベトナム旅行中は、現地の通貨と計算方法を十分に理解しておくことが重要です。詐欺に遭うリスクを避けるため、特に両替や支払い時には注意が必要です。
タクシーを利用するとき

ベトナムでタクシーを利用する際には、料金表を確認し、料金が正しく計算されているかをチェックしましょう。類似した色やデザインの紙幣をわざと間違えて使う詐欺もあるので、特に50万vnd紙幣と2万vnd紙幣の取り扱いには注意してください。
Grabを利用するとき

配車アプリ「Grab」を利用する場合は、事前にクレジットカードをアプリに登録しておくと便利です。また、必要な場合は現金で正確な金額を用意してドライバーに支払う方法もあります。アプリに金額が表示されるため、金銭に関するトラブルを避けやすくなります。
マッサージ・スパで支払うとき

ベトナムのマッサージ・スパでは、多くの場所でクレジットカードが利用できます。現金の必要がない場合が多いですが、サービスに満足した場合は、5万~10万vnd程度のチップを現金でスタッフに渡すことが一般的です。ただし、ベトナムではチップは必須ではないため、渡すかどうかはお客様次第となります。
市場や露店で買い物するとき

ベトナムの市場や露店では、価格が表示されていないことが多いです。商品の価格は交渉次第で変わるため、値切り交渉が重要です。交渉に慣れていると、店員が最初に提示した価格の半額で購入できることもあります。勇気を出して交渉を試みてみましょう。また、複数の商品を一度に購入することで、さらに割引きされる場合があります。お土産を購入する際には、積極的に値切りをしてみましょう。
市場は観光客にも人気のスポットですが、スリや詐欺師も多く活動しています。貴重品の管理には十分注意し、なるべく身につけずに安全な場所に保管するよう心がけましょう。リュックやバッグは自分の前など、目の届く範囲に持っておくことをおすすめします。また、知らない人からの怪しい申し出や、異常に安い価格を提示された場合は警戒が必要です。
ベトナムの通貨事情を理解して旅行を楽しもう!

ベトナムの紙幣の特徴や両替方法、旅行中の注意事項について解説しました。ベトナムドン(vnd)と日本円では単位が大きく異なるため、初めは扱いづらく感じるかもしれません。ですが、ベトナム 通貨の特徴、ベトナムドンと円のレートの目安、ベトナムドンへの両替の基本を出発前に押さえておけば、現地での支払いはぐっと落ち着いて対応しやすくなります。
現金しか使えない場所もあるため、紙幣の違いや両替場所の特徴を事前に把握し、クレジットカードと現金をうまく使い分けながら旅行を楽しんでみてください。
旅のサポーター「ウエンちゃん」へのよくある質問
公式LINEでよくいただくご質問をご紹介します。
その他不明な点などあれば公式LINEを登録して気軽にご質問ください!
現金は、1日あたり100万〜150万vnd(約6,000〜9,000円)ほどを目安に用意しておくと安心です。食事代やタクシー代、お土産代などに使えます。到着後に空港で両替するほか、街中の両替所を利用する方法もあります。
高級レストランやホテルではクレジットカードが使えて便利なので、現金とカードをうまく使い分けるのがおすすめです。両替は空港や銀行、両替所でできますが、できればレートの良い両替所を選ぶとより安心です。
一度にまとめて両替するのではなく、少額ずつ両替しながら様子を見るのもひとつの方法です。クレジットカードも広く使えるので、あわせて持っておくと便利です。
ただし、汚れや破れがある紙幣は受け取ってもらえないことがあるため、できるだけきれいな状態の紙幣を持っていくのがおすすめです。
ただ、ドルで支払うと現地レートで換算されるため、あまり条件が良くないこともあります。そのため、できるだけベトナムドンで支払うか、クレジットカードを使うのがおすすめです。レートも見ながら、そのときに無理のない支払い方法を選んでみてください。






