【在住者対談】ダナン在住3年目Amiさんが教える!友達を案内するなら?観光・グルメ・お土産ガイド

ダナン在住3年目、4歳の娘さんを育てるママ・Amiさん。

「海が見える暮らしに憧れて、人生のリセットボタンを押したかったんです!」と語る彼女に、この街のディープな魅力とリアルな過ごし方を聞いた。 

ガイドブックには絶対載っていない早朝から行列ができるおこわ屋台、子連れでも安心のお土産ショップ、ホイアンまで足を伸ばす欲張りな1日プランまで、在住者だからこそ知る情報を大公開。

ダナン旅行を計画中の方は必見!

 👤 インタビュープロフィール

  • 名前:Ami
  • ダナン在住歴:2023年〜
  • 職業/活動内容::4歳の娘の子育て+興味のあることをオンラインでマイペースに勉強中
  • ダナンに来た理由:海が見える暮らしに憧れて夫婦でベトナム移住を決意
  • 日常の過ごし方:娘を保育園に送ってジム→Bánh Mì(バインミー)買って帰宅→コーヒー淹れてジャーナリング

ダナンとの出会い

Miho:「Amiさん、今日はよろしくお願いします。まずは自己紹介をお願いします。」

Ami:「Amiです。こちらこそよろしくお願いします。

2023年に夫と当時1歳の娘と3人でダナンに移住し、もうすぐ3年になります。現在は娘を現地の保育園に預け、朝はジムへ。 その後はオンラインスクールでデザインなど興味のある分野を学んでいます。家族3人、ダナンのゆったりとした時間に癒やされながらのんびり暮らしています。」

Miho:「ダナンに来たきっかけは何ですか?」

Ami:「ずっと『海が見える場所に住みたい』という夢がありました。

夫が大学生時代にホーチミンで働いた経験があり、『もう一度ベトナムで挑戦したい』と言っていたので、2020年頃から本格的に移住先を探し始めました。

コロナ禍にYouTubeでダナンのビーチ映像を見て『ここだ!』と即決。2022年に2週間のお試し滞在をして、そのまま移住を決めました。 私にとって、人生の次のステージへ向かう準備を始めた瞬間でした。」

Amiさんの日常

Miho:「普段の生活はどんな感じですか?」

Ami:「朝6時半に起きて娘を保育園に送り、その足でジムで1時間筋トレをします。帰りにBánh Mì(バインミー)をテイクアウトし、コーヒーを淹れてジャーナリングするのが日課です。

午後、少し時間ができたらネイルやヘッドスパに行くこともあります。日本にいた頃は時間も心の余裕も持てなくてサロンに行く習慣なんて皆無だったんですが。ダナンでは移動のストレスもコストのハードルもすごく低いんです。

バイクタクシーの後ろに乗ってサクッと出かけ、手足のケアをしても日本円で3,000円ちょっと。

行き詰まった時や疲れが溜まった時に、そうした隙間時間に気軽にリフレッシュできるのが、この街の暮らしやすいところです。」

1日ツアー:Amiさんのダナン1日モデルツアー

Miho:「1日しか案内できないなら、どんなプランですか?」

Ami:「超ローカル店から世界遺産の街ホイアン、お土産屋さん巡りまでダナンの魅力をギュッと集めて案内します。移動ルートがスムーズになるように組み合わせてみました。Bánh Mì(バインミー)が大好きな私としては、食べ比べプランをこっそり推したいところです!」

06:00-07:00 朝日を拝んでビーチを散歩

朝のミーケビーチは、水平線からゆっくりと顔を出す真っ赤な太陽が圧巻だ。さらに魅力的なのは、日の出前からウォーキングやダンス、海水浴を楽しむ地元の人々の熱気に包まれ、ビーチ全体がエネルギーにあふれているところ。

※移動:ビーチ沿いホテルから徒歩
※費用:無料

07:00-7:30 行列おこわ屋

ホテルからタクシーで10分ほどの場所にある、地元で人気のおこわ屋台で朝食をとる。プラスチックの小さな椅子に座り、ローカルの人々に囲まれながら食べる朝ごはんは、まさにディープなベトナムの食体験となる。

Amiさんのおすすめは「Xôi Đậu(ソイダウ)」(ココナッツ+ピーナッツのおこわ)と「Xôi Thịt(ソイティット)」(豚の角煮+うずらの卵)だ。特に「Xôi Đậu(ソイダウ)」は、砂糖をかけないでと頼むと、おこわ本来の素朴な甘さが味わえて絶品だという。

※移動:タクシー(ビーチ沿いのホテルから10分) 約6万vnd
※費用:1,5万〜2,5万vnd

07:30-8:30 「Ùmm Banh Mi & Cafe(ウム・Bánh Mì(バインミー)&カフェ)」

ダナン・ホイアンエリアを代表するBánh Mì(バインミー)を提供する人気店へ。ベトナム国内でも地域によって具材に特色が出るBánh Mì(バインミー)だが、このお店の看板メニューでもあるBanh Mi Heo Nuong(豚肉グリル)はぜひとも味わっておきたい一品だ。広々とした店内にはカフェスペースも完備されている。

Amiさんによると、ライトに楽しみたい場合はBanh Mi Op La(卵サンド)がおすすめだという。朝からおこわとBánh Mì(バインミー)をハシゴする場合は、Bánh Mì(バインミー)屋で半分にカットをリクエストし、友達とシェアすれば、満腹でも意外とペロリと食べきれるとアドバイスする。

※移動:タクシー 約6万vnd

※費用:約6万vnd

09:00-12:00 お土産屋さん巡り

街側にも素敵なお店はたくさんありますが、今回は移動時間を最小限にするため、海側エリアだけでサクッと回れるルートにしました。

Bánh Mì(バインミー)の後はすぐ近くのTable produce(テーブル・プロデュース)、そしてSunglow(サングロウ)、最後はtaran.(タラン)へ。どのお店も日本人が手掛けていて、品質も対応も安心感がある。

※移動:タクシー 約6万vnd

※費用:無料(お土産代は別)

12:00-13:00 タクシーでホイアンへ移動

※移動:Grab車 約45分 

※費用:約35万〜40万vnd

13:00-14:00 「Bánh Mì Phượng(Bánh Mì(バインミー)・フーン)」でランチ

世界一のBánh Mì(バインミー) 「Bánh Mì Phượng(Bánh Mì(バインミー)・フーン)」へ。

多くの海外メディアで「世界一美味しい」と紹介された、ホイアンで最も有名なBánh Mì(バインミー)店の一つ。20種類以上の具材から選べ、サクサクのパンと風味豊かな具材が絶妙にマッチした特別な味わいを楽しめる。

もし朝にBánh Mì(バインミー)を食べそびれていたら、朝ごはんをこちらで食べるのもあり。

広々とした店内には英語メニューもあり、外国人観光客にも人気の高い名店。

※移動:徒歩 

※費用:約4万vnd/人

14:00-18:00 ホイアンの旧市街散策

世界遺産「古都ホイアン」の魅力を、歴史的背景とともにじっくりと巡る。16〜17世紀に国際貿易港として栄え、日本との関わりも深かったこの街は、中国文化の影響も混在するノスタルジックな街並みが魅力。

「ホイアンイエロー」と呼ばれる独特な色彩の歴史的建造物や、活気あふれる市場を巡りながら、東南アジアの古都の雰囲気を肌で感じる。

※移動:徒歩 

※費用:無料

18:00-19:00 トゥボン川で灯籠流し体験

ランタン祭りで有名な夜のホイアン。カラフルに彩られた幻想的なホイアンの街を散策した後は、トゥボン川での灯籠流し体験を行う。

※移動:徒歩

※費用:約20万vnd

19:00-21:00 「7 Bridges Brewing Co.(セブン・ブリッジズ・ブリューイング・カンパニー)」でクラフトビールディナー

ダナン発のクラフトビールブランドで、実は2025年末のアジア大会で『アジアNo.1(Champion Beer of Asia)』の称号を獲得したばかりという、今もっとも勢いのあるお店へ。

醸造のトップは、ビールが大好きな日本人女性が務めていて、彼女のこだわりが詰まっています。本当においしくて、Amiさんが心からおすすめしたい大好きなブルワリーだという。おすすめはテラス席だ。

※移動:徒歩

※費用:約40万〜50万vnd/人

22:00-23:00 タクシーでダナン帰宅

グルメ:ダナンならではの食体験

Miho:「これは絶対食べさせたい!と思う料理やお店はどこですか?」

Ami:「『Hủ Tiếu Mực Thuận Thành(フーティウ・ムック・トゥアン・タン)』というレストランのイカ墨入りスープのフーティウ。海側と街側の2店舗ありますが、私は街側の方が味が好きです!」

Miho:「店舗によって微妙に味が違うのってベトナムあるあるですね。」

Ami:「もう一つおすすめのレストランは『Bánh Đa Cua Hải Phòng(バインダークア・ハイフォン)』。Bánh Đa Cua(バインダークア)というサトウキビが練り込まれた茶色い平麺と、蟹のお出汁が効いたスープは絶品です。」

Miho:「ベトナム北部の港町ハイフォン発祥の郷土料理ですね。」

Ami:「家庭料理を提供する『Bep Hen(ベップ・ヘン)』の茄子の肉詰めが本当に美味しいです。大人数ならここでベトナム家庭料理をシェアするのが鉄板です。」

Ami:「さらにおすすめのレストランは『Quan Lan(クアン・ラン)』です。ベトナム中部フエの名物料理Cơm Hến(しじみご飯)とメコンデルタ地方発祥のBún Xương(骨付き豚のスープ麺)が絶品。観光客にはまだ知られていないローカルに人気のお店なんですよ。」

ショッピング・お土産

Miho:「おすすめのお土産屋さんについてもっと詳しく教えてください。」

Ami:「もちろんです!」

 「Sunglow(サングロウ)

日系ギフトショップで、日本人オーナーが経営。ベトナム各地からのセレクト品やオリジナルコーヒー、現代風バッチャン焼き、カゴバッグ、ドライフルーツなど、品質にこだわったおしゃれなお土産が揃う。

Ami:「ドライマンゴスチンとドライストロベリー、あとは、ベトナムらしい刺繍が入ったミニタオルがおすすめです。」

taran.(タラン)ダナン店」

ベトナム発のオーガニック美容ブランドで、ベトナムの豊かな自然から採れた100%植物由来のオイルを使用したスキンケアアイテムを展開している。特に人気なのは、保湿や炎症に効果的な「タマヌオイル」と、その美容成分を加えた「タマヌセラム」。

ギャラリーのようなおしゃれな空間で、スクラブやオーガニックコスメなど豊富なラインナップを提供している。サステナブルな活動にも取り組み、お土産や自分へのご褒美に最適だ。

Ami:「お願いしなくても、まるでプレゼントのように素敵に包んでくれます。このラッピングに使われているのは、アオザイの残り布。」

Miho:「ベトナムらしさと、お店のサステイナブルな心遣いが詰まっていますね。」

Table produce(テーブルプロデュース)」

ダナンのミーケービーチから徒歩5分に位置し、日本人オーナーが厳選したこだわりのベトナム産お土産が並ぶ人気店。ナッツ、ドライフルーツ、コーヒーなどの食品から、プラカゴバッグ、サンダルなどの雑貨まで幅広いラインナップが魅力。

オーナーの笑顔と親しみやすい雰囲気も評判が高い。

Miho:「おすすめのお土産商品はありますか。」

Ami:「保冷バッグがおすすめ。友人は早速現地で活用していました。旅の思い出にもなり、実用性も抜群です。」

「Lotte mart(ロッテマート)」

出典:https://kewpie.com.vn/xot-banh-mi-tieu-spread/

Ami:「『Kewpie(キューピー)』のBánh Mì(Bánh Mì(バインミー)ソース。観光に来たお友達に教えてもらってから、ハマっています。大きめのスーパーだと『Lotte mart』でしか今のところ見たことないです。」

Miho:「お土産として買えば、日本に帰ってもBánh Mì(Bánh Mì(バインミー))が再現できますね。」

Ami:「野菜スティックのディップにしてもおいしいです!」

出典:https://vifon.com.vn/vn/hoang-gia-banh-da-cua-120g.html

Ami:「それから、インスタント麺の『Bánh Đa Cua(バインダークア)』もおすすめです。」

Joly Mart(ジョリー・マート)」

オーガニック野菜やグルテンフリー食品など、健康志向のアイテムが見つかるスーパー。安心・安全にこだわって食材を選びたい方や、ローカル市場やスーパーにはない商品を探したい方におすすめだ。

Miho:「Amiさんのおすすめは何ですか。」

Ami:「オーガニック系の調味料がおすすめです。」

まとめ:在住者が語るダナンの魅力

Miho:「Amiさんにとって、ダナンの魅力って一言で何ですか?」

Ami:「海に行ける自由と、心の余白を与えてくれる場所です。」

Miho:「自然に囲まれながら、素敵な街の要素もあるダナンは、Amiさんの理想の暮らしにぴったりだったんですね。人生のリセットボタン、大成功ですね!」

朝7時半の屋台からホイアンのランタンまで、欲張りな1日をまるっと楽しめるAmiさんのモデルコース。

ぜひ次のダナン旅行の参考にしてほしい。

編集後記

今回お話を伺ったAmiさんは、移住3年目とは思えないほどディープな情報をたくさん持っていて驚いた。特に「Googleマップに載ってない朝おこわ屋台」の話は衝撃的だ。

レビューも写真もゼロ、住所も曖昧な超ローカル屋台は、正直なところ普通なら躊躇する。しかしAmiさんが「8時には完売するから7時台に行って」と熱く語る姿に完全に信頼を寄せた。読者の方もきっと同じように感じるでしょう。

Amiさん、貴重なお話ありがとうございました!

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