※本記事では、ベトナムダナンを訪れた「HiroMae」氏のリアルな旅行情報・旅行体験記録をお届けします。
ベトナムは生産量が世界第一位、輸出量もブラジルに次ぐ第二位と世界屈指のコーヒー生産国です。街にはカフェも多く、ダナンにも多くのおしゃれな店があります。
ベトナム現地で飲めるコーヒーは、苦味のあるコーヒーと練乳を合わせたベトナムコーヒーが主流。豆の特徴を活かした本格的なブラックコーヒーを飲みたいとなると、選択肢は非常に限られます。
そんな中でもオススメなのが今回ご紹介する「43 Factory Coffee」。
高品質かつ、生産者や環境問題も考慮したスペシャルティコーヒーを提供するダナン唯一の専門店です。
「43 Factory Coffee」の紹介と店内の様子
「43 Factory Coffee」は、世界各国から観光客が集結するミーケ・ビーチ近くにあります。周辺は各国料理の店も多く、大変国際色豊かなエリアです。
ガラス張りで、池には鯉も泳ぐ「43 Factory Coffee」は非常にスタイリッシュで目立つ建物です。
店内も物凄くおしゃれ!
日本でも専門店に行くとみられる焙煎用の道具が並べられる一角もあります。いかに本格的なカフェであるかがわかる空間です。
高級感ある店ですが、スタッフはとてもフレンドリーでした。
好みの淹れ方、豆を丁寧にご紹介してくれます。コーヒー好きの人にはかなり嬉しいサービスです。
東京の専門店と同じクオリティのスペシャルティ・コーヒー!
コーヒーの種類は日によって変わり、この日は6種類の中から選べました。
私はその中から豆はパナマゲイシャの「KEWGIN」の浅煎りを注文。
コーヒー好きには名高い豆で、日本のスペシャルティ・コーヒーの愛好家からも名高い豆です。
飲み方としては水出しやフレンチプレスなどさまざまな淹れ方が選べますが、私はコーヒーらしさと追求したいと思いハンドドリップにしました。
注文すると席の目の前でスタッフの方がコーヒーを淹れてくれます。
コーヒーを待つ間、「2015年の品評会でも賞をとった」「農家から直接豆を仕入れている」など詳しい説明が書かれたボードを見せていただきました。
裏面を見るとどのような温度でどのような香りや味がするのか、についての詳しい説明も。
いかにコーヒーにこだわりがあるかがよくわかります。
挽いた豆の香りをかぐこともできます。
非常に香り高く、説明文の通り、柑橘のような香りがしました。
ガラス製の容器とカップが届きました。
飲んでみます。
いやはや凄い!
コーヒーというよりはジャスミン茶や紅茶を飲んでいるかのような感覚です。
酸味がしっかりと効いていて、説明文にもあるようにライムやオレンジなどの柑橘に近い果実味も感じます。
冷めてくるとまた違う味わいが。
説明文にもあるように、ハーブやジンジャーをいれた紅茶にも近い味が出ていて、暖かい時とは違う味わいになっていることが実感されます。
またコーヒーの後味は非常にすっきりとしており、口の中にくどく残らないというのも特徴で、これもまた特別なコーヒーを飲んでいると思わせます。
凄いコーヒーでした。
私自身、東京でもスペシャルティ・コーヒーの専門店をいくつか回っていたことがありますが、それと同じレベルのものでした。
日本のカフェだとどうしても酸味が苦手な人が多いせいか香りが抑えられたものが出てくることもあるため、コーヒー本来の味を確実に楽しめるという点ではむしろ上かもしれません。
価格は25万vnd(約1,470円)と、確かに高いです。
しかし、日本のスペシャルティコーヒー専門店では同等か、それ以上の値段を支払うことも多いため、コーヒー好きからすると妥当な値段だと思います。
実際私が頼んだゲイシャの場合は、1杯2,000円以上しても不思議ではありません。ベトナムコーヒーとは違う本格的なブラックの一杯を求めたい方は是非とも訪れてみることをオススメします。
またブラックが苦手な方でもカフェラテやカフェオレなどの牛乳を入れたものもあり、ケーキやサンドイッチなどのフードにも定評があります。
Wi-Fiも高速で現地ではノマドスペースやコラボワークの場所としても知られています。
ミーケ・ビーチ近くで遊んでいる際何らかの仕事が必要になった場合などに、ちょっと贅沢な作業スペースとして利用してみてもいいかもしれません。
「43 Factory Coffee」の基本情報
名前 | XLIII Coffee |
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住所 | Lot 422, Ngo Thi Si Street, My An Ward, Quan Ngu Hanh Son, Da Nang |
電話番号 | 0799343943 |
営業時間 | 06:30–22:30 |