
ハノイからフエへの旅行を計画中の方へ。移動手段の選択で迷っていませんか?
この記事では、飛行機・列車・バスという3つの主要な移動方法を詳しく比較し、それぞれの所要時間や料金、メリット・デメリットに加えて、チケットの予約方法や注意点まで丁寧に解説しています。
移動時間を短縮したい方、費用を抑えたい方、ゆっくり旅を楽しみたい方など、どんなスタイルの旅にも対応でき、最適なルートを選べるようにまとめました。ベトナムが初めてという方でも安心して読める、ハノイからフエへの快適な移動を叶えるための完全ガイドです。
【最速&快適】飛行機でハノイからフエへの最速ルート
この章では、フライトの基本情報から空港から市内へのアクセス、航空券の選び方まで、初めての方でも安心できるように詳しく解説します。
フライト所要時間・料金・フエ市内までの流れ
ホイアンには空港がないため近隣都市ダナン国際空港からのアクセスが必要ですが、フエにはフバイ国際空港があり、空路での移動がスムーズです。ハノイのノイバイ国際空港からは、ベトナム航空やベトジェットエアによる直行便が毎日運航されており、フエまでの所要時間はおよそ1時間15分です。
料金は(2025年4月時点)、ベトジェットエアが片道およそ4,300円〜9,000円、ベトナム航空は7,100円〜15,000円程度。ハーンエアなどその他の航空会社も、ベトジェットと同程度で予算に合わせて選びやすい価格帯となっています。
フエのフバイ国際空港に到着したあとは、市内までは比較的スムーズに移動できます。空港からフエ中心部までは約15kmほどの距離で、車で20分〜30分程度です。空港の出口を出るとすぐにタクシーや配車アプリのGrabなどを利用することができ、料金はおおよそ約850円〜1,300円が目安です。
運航便数や移動全体のスケジュール感
ハノイからフエへの運航便数は、1日数便から10便程度で、朝早くから夜まで運航しています。まず、ハノイ市内のホテルからノイバイ国際空港までは約30km。通常、車でおよそ45分から1時間ほどかかります。空港には、国内線であっても出発の1時間前には到着しておくのが無難です。
たとえば、ベトジェットエアの10時40分発の便を利用した場合、フエのフバイ国際空港にはおよそ11時55分頃に到着します。到着後は、空港の外に出てすぐにタクシーやGrabを利用してフエ市内へ向かうことができます。
フエ空港から市内中心部までのアクセス手段
フエ空港から市内中心部へは、Grabなどの配車アプリを使った方法が便利です。アプリの操作に不安がある方は、到着ゲートを出るとすぐに公式タクシー乗り場があり、安心して利用できます。
一方で、空港バスも運行されてはいますが、本数が少なく、時刻表があっても実際の運行が不安定なことがあります。料金はタクシーよりも安価で魅力的ですが、土地勘のない旅行者や初めてベトナムを訪れる方にとってはややハードルが高いかもしれません。
ベトナム国内線ならではの遅延リスクに注意
ベトナム国内線は、天候不良や機材トラブルなどで遅延が発生しやすいのが現状です。特にベトジェットのようなLCCは、機材繰りや天候の影響を受けやすく、予定通りに出発できないこともしばしばあります。
国内線を利用する際には、余裕を持ったスケジュールを組むことが重要です。例えば、乗継便や現地での予定に影響が出ないよう、フライト当日の移動や宿泊に関しては柔軟に対応できるプランを立てておくと安心です。また、フライトステータスをこまめに確認し、事前に代替手段を検討しておくこともリスク回避につながります。
【旅情を楽しむ】列車でハノイからフエへ
ベトナムを旅するなら、一度は体験してみたいのが鉄道の旅です。ハノイからフエまでの列車移動は、まさに旅情という言葉がぴったり。車窓に広がる田園風景や海岸線、そしてローカルな暮らしの気配を感じながら、時間そのものを味わうことができる、贅沢な移動手段です。
ベトナム統一鉄道で行くフエ旅
ハノイからフエまでは、約700kmの距離で、およそ12時間から14時間の長旅になります。途中、ニンビンやドンホイといった地方都市を経由しながら、ベトナムの縦に長い国土を南下していきます。
代表的な列車には、SE1、SE3、SE5、SE7などの南北線特急列車があり、ハノイからフエへ向かう便は一日に複数運行されています。出発時間は朝の6時、9時、午後の14時半、夕方の19時半、そして夜の22時20分と、旅のスタイルや都合に合わせて選べるのが魅力です。
マットレス、枕、ブランケットが用意されており、カーテンでプライバシーもある程度守られる構造になっています。
2024年からは新しいハイクラス列車SE21の運行も始まりました。これらの車両では、USBポートやLEDモニター、無料のWi-Fiが完備されており、従来の列車と比べて快適性が格段に向上しています。
列車チケットの購入ガイド
予約サイトとしては、「12Go Asia」や「Baolau」が使いやすく、どちらも日本語や英語に対応しているため、初めての方でもスムーズに手続きできます。また、ベトナム統一鉄道の公式サイトからも直接購入できますが、こちらは若干の英語力が求められるため、慣れない方には少々ハードルが高いかもしれません。
料金については、一般的な寝台車、特に1等寝台の利用であれば、8,500円から12,000円前後が相場となっています。
列車移動時に気をつけたいこと
長時間の列車旅を快適に過ごすためには、いくつかの準備が必要です。まず、夜行列車を利用する際は、貴重品の管理をしっかりと行いましょう。個室寝台を選んだ場合でも、財布やパスポートは枕元や身体に身につけておくのがベストです。
また、列車内は冷房がしっかり効いている車両も多く、夜間は意外と冷え込むことも。軽く羽織れるジャケットやストールを持っておくと重宝します。アイマスクや耳栓もあると、周囲の音や光を遮断できて、より深い睡眠が取れるでしょう。
【コスパ重視】バスでお得にフエを目指す
長距離バス移動の基礎知識
ハノイからフエまでは約540km。バスの平均所要時間は13時間ほどですが、ルートやバスの種類によっては9時間を切ることもあります。料金は、通常であれば3,000円前後が目安です。
バスチケットを確実に取るための予約方法
バスのチケットは、出発当日にバスターミナルで購入することもできますが、あらかじめ予約しておくのが賢明です。
中でも「Vexere」「12go.asia」「Bookaway」は、実際に多くの旅行者が利用している信頼性の高いサイトです。出発地や目的地、希望日時を入力するだけで複数のバス会社や便を一覧で比較でき、空席状況や料金、設備の違いもひと目でわかります。
バス移動で気をつけたい事前準備と注意点
また、車内環境も日本の長距離バスとは異なるため、それなりの心構えが必要です。バスによって清掃状態や設備の整い方に差があり、揺れもそれなりに感じるため、乗り物酔いしやすい方は酔い止めを用意しておくと安心です。
まとめ:あなたにぴったりの移動手段を見つけよう
ハノイからフエへの移動手段には、飛行機・列車・バスの3つがあります。それぞれに特徴があるので、所要時間・料金・快適さを比較しながら、自分に合った方法を選ぶのがポイントです。
もっとも速く、ストレスの少ない移動手段は飛行機です。フエ空港から市内までもアクセスしやすく、特に初めてのベトナム旅行や、安心・快適な移動を重視する方にはフライトが断然おすすめです。
あなたの旅のスタイルや優先順位に合わせて、最適な移動手段を選び、快適なフエへの旅をお楽しみください。