ベトナムの祝日に観光スポットやレストランは営業しているの?現地のリアルをご紹介

ベトナム旅行の計画が現地の旧正月や大型連休の時期に被っている場合、予め観光スポットやレストランが営業しているかどうか下調べしておくと安心です。特に初めてのベトナム旅行では、事前に状況を把握しておくことがスムーズな旅行の鍵になります。そこでDanang Holicが、ベトナムの祝日事情とそれに伴う観光スポットや飲食店のリアルな営業状況について詳しくご紹介します。ベトナム旅行を計画中の方はぜひご一読下さい。

年間の主要な祝日と飲食店などの営業状況について

1. 元日 (1月1日)

元日は毎年1月1日に行われるグレゴリオ暦(現在使われている暦)の新年を祝う日です。日本とは異なりベトナムでは比較的小さな祝日ですが、それでも多くの人が新年を迎えるために旅行やレジャーを楽しみます。

観光地の様子

祝日を利用して旅行する人が多く、観光スポットは例年よりも賑わっています。また、ホテル料金も少し上昇傾向にあります。

飲食店の営業状況

ほとんどのレストランやカフェは通常通り営業していますが、一部小規模な地元の食堂などは休業するケースも。行きたいお店がローカルな場合は注意しましょう。

2. 旧正月 (テト)

旧正月(テト)とは、旧暦(太陰暦)の新年のこと。ベトナムで最も重要な祝日とされていて、家族が集まり先祖を祀ることで新年の平和と繁栄を祈ります。旧正月は主に2月に行われ、一般的に1週間~10日間程度の休暇が取られています。

観光地の様子

ハノイ・ダナン・ホーチミンなどの主要都市では、旧正月でも観光スポットは賑わいを見せますが、レストランや飲食店の多くが休業します。特に、小規模な地元の食堂は長期休業に入ることが多いので注意が必要です。ホテルやスパ、観光客向けのレストランは通常通り営業していますが、サービス料金を20%〜30%ほど追加される場合があります。

訪れる際の注意点

休業しているお店も多くあるため街全体の活気は通常時よりやや落ち着きますが、観光スポットなどは例年通り営業しているため、観光は楽しむことができます。しかし、レストランやカフェなどを中心に回りたい場合はこの時期を避けた方が無難です。

3. フン王の命日記念日 ( 旧暦3月10日)

フン王の命日記念日とは、ベトナムの建国者であるフン王(Hùng Vương)を讃えるため2007年に制定された祝日です。毎年3月10日に行われています。

観光地の様子

ベトナム祝日としては期間が短く3月10日しかないため、観光地は通常通り営業しておりますが地元の方々が多く混雑することがあります。ホテル料金もやや上昇する傾向にあります。

飲食店の営業状況

多くのレストランやカフェは通常通り営業していますが、小規模な食堂の一部は休業している可能性があります。

4. 南部解放記念日 (4月30日) ・ 国際労働デー (5月1日)

4月30日は南部解放記念日、5月1日は国際労働デーです。この2日間の祝日は連続しているため、ベトナムでは長期休暇となっていて多くの人々が旅行に出かけます。

観光地の様子

この祝日では観光スポットはとても賑わい、ホテルの料金も上昇傾向に。しかし、祝日ならではのイベントやお祭りも行われるため、「この時期にしか体験できない旅行ができる」と人気があります。

飲食店の営業状況

ほとんどのレストランやカフェは通常通り営業しています。多少混雑する場合もあるかもしれませんが、観光と一緒にレストランでの食事を楽しむことができます。

5. 国慶節 (9月1日&2日)

国慶節(こっけいせつ)は、1945年にホーチミン主席がフランス領インドシナからの独立宣言を行った日を記念して9月2日に制定されました。国としてのベトナムが大きく動いた日ということもあり、ベトナムで最も重要な祝日の一つとされています。

観光地の様子

この時期は観光スポットがとても混雑します。それに伴いホテルや観光サービスの料金も高騰傾向に。この祝日に旅行を計画している場合は、スムーズに楽しむために事前に予約などを取っておきましょう。

飲食店の営業状況

ほとんどのレストランや飲食店は通常通り営業していますが、小規模な地元の食堂の一部は休業する可能性があります。

旅行者への注意点とおすすめの事前準備

旧正月(テト)をはじめベトナムの祝日は、様々なお店や飲食店が連日休業する可能性のある時期です。この時期に旅行を計画している場合は、下記の準備をしておくと安心です。

営業情報の事前チェック

訪問予定のスポットは、予めGoogle Mapsや公式のFacebookページで営業時間や休業について確認しておきましょう。特に小規模なお店やローカルな食堂は祝日に休業することも多いため、事前に確認しておくことで当日のハプニングを避けることができます。

早めの予約が吉!

祝日中は観光スポットやホテルがとても混雑します。観光サービスなどの料金も高騰するだけでなく、混雑で利用できない可能性も。確実に楽しむために早めの予約がおすすめです。

現地の情報を活用しよう

ハノイ・ダナン・ホーチミンなどの大都市は、祝日中でも活気に溢れています。現地で祝日ならではのイベントや特別なアクティビティへ参加すると、ベトナムの文化や風習をより深く体験できます。ディープな旅をご所望の方は、ぜひ事前に現地の観光案内所やホテルのコンシェルジュに相談して最新のイベント情報を収集しておきましょう。

欲しい物&持ち物の準備を徹底しよう

祝日中は特定の商品やサービスを利用できない場合があります。特に旧正月(テト)の期間中は注意が必要で、事前に準備しておくことが重要になります。ベトナム独自の食材など現地でしか買えない物をお求めの場合は、到着後すぐに購入しに行くことをお勧めします。

準備万端!祝日にしか体験できないベトナムを楽しもう

祝日に合わせてベトナムを訪れると、この時期ならではの独特の雰囲気やイベントなど体験することができ、特別仕様の旅を堪能できます。スムーズな旅のために、通常時より混んでいることや休業があることを念頭に、置いて事前準備は念入りに。ご質問やサポートが必要な場合は、いつでもDanang Holicにご相談ください。適切な計画を立ててワンランク上の旅行を楽しみましょう!

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