ベトナムの賞味期限・消費期限の確認方法|NSX・HSDの見方をわかりやすく解説

ベトナム旅行中、スーパーやコンビニでお菓子や食品、インスタント商品などを購入し、お土産として持ち帰りたいとお考えの方も多いのではないでしょうか。

その際に必ず確認しておきたいのが、パッケージに記載されている「期限表示」です。ベトナムでは店舗によって管理が十分に行き届いていない場合があり、期限が近い商品が並んでいることもあります。

安心して買い物をするためにも、購入前に期限表示を確認する習慣を身につけておくと安心です。

ベトナムの賞味期限・消費期限は日本と何が違う?

日本では、食品に「賞味期限(おいしく食べられる目安)」と「消費期限(安全に食べられる期限)」が分けて表示されることが一般的です。

一方、ベトナムではこの2つを日本ほど明確に区別せず、食品や日用品を問わず、まとめて「期限(有効期限)」として表示されるケースが多く見られます。

そのため、旅行中に買い物をする際、どこを見れば期限が分かるのか戸惑う方も少なくありません。パッケージには日本語ではなく、ベトナム語の略語や英語表記で印字されていることが多く、初めて見ると分かりにくく感じることがあります。

また、日付の並びも日本とは異なり、ベトナムでは「日/月/年」の順で表記されるのが一般的です。この順番を知らないまま読むと、期限を勘違いしてしまう可能性もあります。

さらに商品によっては、期限が日付で書かれておらず、「製造日から〇か月」「製造日から〇〇日間」といった形で示されている場合もあります。

特にローカル商品や手作りに近い商品では、このような表記が多く見られます。

ただし、実際によく使われる表記は限られています。製造日と期限の見分け方、日付の読み方を押さえておけば、ほとんどの商品はスムーズに確認できるようになります。

ベトナムで使われている使用期限の表記一覧(NSX/HSD/EXP/MFG)

ベトナムのパッケージで期限を確認する際は、まず「どの表記が製造日で、どの表記が期限なのか」を知っておくことが大切です。

日本のように「賞味期限」「消費期限」と日本語で書かれているわけではなく、ベトナム語の略語や英語表記で記載されていることが多いため、慣れるまでは少し見つけにくい場合があります。

ただし、実際によく使われる表記は限られています。以下の4つを覚えておけば、多くの商品でスムーズに確認できるようになります。

ベトナム語で書かれている場合
NSX(Ngày sản xuất):製造日
HSD(Hạn sử dụng):期限(日本でいう賞味期限・消費期限に相当)

英語で書かれている場合
MFG(Manufacture):製造日
EXP(Expire / Expiry):期限

期限を確認したい場合は、まず HSD または EXP を探してみてください。その後ろ、もしくは同じ行に並んで記載されている日付が、期限を示していることが多いです。一方で、NSXMFG の横に書かれている日付は製造日です。

なお、期限表示が印刷されている場所は商品によって異なります。袋菓子やインスタント麺は、袋の端の細い部分や裏面の下部に印字されていることが多く、缶や瓶、ペットボトルは底面やラベルの端に小さく書かれている場合があります。

また、紙パックや箱商品では側面や底面に印字されていることが多いため、見当たらない場合は一度ぐるっと全体を確認してみると見つかりやすいです。

さらに、同じ商品でも「製造日」と「期限」が別々の場所に書かれていることがあります。たとえば、製造日が底面、期限が側面といったケースもあるため、HSD や EXP が見つからない場合は、NSX や MFG の表記がないかもあわせて探してみてください。

この4つの表記を理解しておくと、買い物中に迷う時間が減り、期限の近い商品を避けやすくなります。特にお土産として持ち帰る場合は、帰国までの日数や渡すタイミングも考え、できるだけ期限に余裕のあるものを選ぶと安心です。

ベトナムの日付表記の読み方|「日/月/年」に注意

ベトナムの日付表記は、基本的に「日/月/年」の順です。日本の「年/月/日」と並びが逆になるため、読み間違いが起こりやすい点には注意が必要です。

区切りには「.」や「/」が使われることが多く、商品によって表記が異なります。また、まれに区切りがなく数字だけで印字されている場合もあります。

例①:一般的な表記
18.12.2026:2026年12月18日
18/12/2026:2026年12月18日

例②:年を下2桁だけで表記
27.12.26:2026年12月27日
27/12/26:2026年12月27日

例③:数字だけの表記(区切りなし)
18122026:2026年12月18日
271226:2026年12月27日(6桁の場合は「日・月・年(下2桁)」の並びが多いです)

数字の前に HSD/NSX/EXP/MFG といった表記が付いている場合、その数字は日付だと考えて大丈夫です。読み間違いを防ぐためにも、まずは「日/月/年」の順番であることを前提に確認してみてください。

日付が書いていない?「製造日から〇か月」「製造日から〇日間」表記の見方

商品によっては、期限が「〇年〇月〇日」と日付で記載されず、製造日からの期間で記載されている場合があります。特に、ローカルブランドの商品や手作りに近い商品で見かけることが多いです。

例としては、以下のような記載があります。
・ライスペーパー:製造日から12か月
・ドライフルーツ:製造日から12か月

この場合は、NSX(製造日)を確認したうえで、有効期間がどのくらいかを確認する必要があります。HSD(期限)だけを探しても見つからないことがあるため、NSX もあわせて確認しておくと安心です。

冷蔵・冷凍で消費期限が変わる商品に注意

冷凍食品やお肉などは、保存方法によって期限表示が異なる場合があります。たとえば、次のように「冷蔵」「冷凍」でそれぞれ期限が記載されているケースです。

・出荷日から7日(冷蔵)
・6か月(冷凍)

また、商品によっては NXK(Ngày xuất kho:出荷日) など、別の表記が併記されることもあります。

購入時には、商品がどの温度帯(冷蔵/冷凍)で販売されているかを確認し、該当する期限を読み取っていただくと安心です。

ベトナム語が読めないときの対処法|Google翻訳アプリの使い方

表記が長文で分かりにくい場合や、ベトナム語の説明が理解しづらい場合は、Google翻訳アプリのカメラ機能を利用すると便利です。

パッケージの文字にカメラをかざすことで、「製造日から8か月」などの内容も比較的スムーズに確認できます。旅行中の買い物では、実用性の高い方法です。

買う前に見ておきたい|スーパー・コンビニの期限表示チェックポイント

最後に、購入前に確認しておくと安心なポイントをまとめます。

・HSD または EXP を探して、期限を確認する
・日付は「日/月/年」の順で読む
・日付が見当たらない場合は、NSX と「製造日から〇か月」表記を確認する

とくにお土産として持ち帰る場合は、できるだけ期限に余裕のある商品を選んでおくと、帰国後も焦らず安心して楽しめます。

もし現地で「これで合ってる?」と迷ったら、写真を撮って店員さんに聞くのもおすすめです。ダナン滞在中の買い物やお土産選びで不安があれば、気軽にご相談ください。

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ダナン旅行のサポーター「ウエンちゃん」

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