【ベトナム旅行の注意点】NG行為や習慣・マナーまで。食事中のタブーや礼儀作法も解説

ベトナムは物価の安さやフレンドリーな人々、数多くの観光スポットがあることから、人気のある旅行先です。海外旅行に行く際、その国の文化を知らないと不安になることもあるでしょう。ベトナムに行く場合、マナーを守りタブーを避けることが大切です。きちんとルールを守ることで、快適に過ごすことができます。本記事では、ベトナム旅行中に注意すべきポイントをご紹介します。

水着のままで市内を歩かない

ベトナムは東南アジアの国でも、公共の場所での服装に関して規範が厳しい国のひとつです。ビーチでのビキニ着用が徐々に一般的になってきていますが、地元の人々にとってはまだ馴染みが浅いです。地元の人々は、Tシャツや短パンを着用して海水浴を楽しむ傾向にあります。

海水浴の後、カフェやレストラン、公共の場所に行く際には、着替えやバスローブを持参することをお勧めします。水着のままこれらの場所を訪れると、地元の人々から不快な視線を浴びるかもしれません。地元の文化を尊重し、礼儀正しい装いを心がけましょう。

寺院や神社では露出の多い服装を避ける

ベトナムには多くの寺院や神社があり、地元の人々や観光客にとっても重要な訪問先となっています。これらの宗教的な場所を訪れる際には、控えめで礼儀正しい服装が求められます。短パンや肩を出した服、露出の多いスカートは避けるべきです。

もし適切な服装を準備していない場合は、薄手のカーディガンやショールを持参し、寺院や神社に入る際に肩や体を覆うとよいでしょう。これにより、地元の文化に対する敬意を示すことができます。

ベトナムの祭壇を尊重する

ベトナムでは、多くの家庭やレストラン、職場に祭壇が設けられており、祖先や神々を祀っています。地元の家庭や農村を訪れる際には、このような場所に対して敬意を払うことが求められます。祭壇の前に入る際には、靴を脱ぐことが一般的なマナーです。

さらに、祭壇のある部屋では、抱き合ったり、キスをしたりといった過度な親密な行動を控えるべきです。地元の人々はこれを不敬とみなすため、訪問中は静かで控えめな態度を保つことが大切です。

屋台の店主と交渉を恐れない

ベトナムでは、道端の屋台が至る所にあり、食べ物や衣類、アクセサリーなどが販売されています。観光地では特に、外国人観光客に対して高い価格を提示することが多いです。

衣類やアクセサリー、土産物などを購入する際には、価格交渉をしても問題ありません。ただし、購入の意思がある場合にのみ交渉を行うべきであり、交渉後に購入しないと、売り手が不快に感じることがあります。

また、特にハノイやホイアンの観光地では、屋台の店主が写真を撮る際にお金を要求することがあります。事前に確認することをおすすめします。

割り込みに慣れる

出典:https://toquoc.vn/

公共の場では、ベトナムで割り込みをされることがしばしばあります。銀行や空港のように厳格なルールがある場所を除き、列に並ぶという習慣がまだ広く普及していません。

割り込みがあっても、多くの地元の人々はそれを気にしないため、旅行中は冷静に対処し、ストレスを溜めないように心がけましょう。

遅刻しても怒らない

ベトナムでは、時間通りに物事が進まないことがしばしばあります。交通渋滞や天候の変化、その他の要因で、予定が遅れることがよくあります。これもベトナムの日常生活の一部と捉え、怒らずに受け入れると良いでしょう。

予定が変更されたり、遅刻しても、柔軟に対応し、旅行の一部として楽しんでください。

食事中に音を立てない

ベトナムでは、食事中に音を立てることは無作法とされています。日本のように、麺をすすって食べることが礼儀とされる国もありますが、ベトナムでは違います。食事は静かに、丁寧に食べることが求められ、特にスープなどの麺類を食べる際には、箸やスプーンを使って音を立てずに食べるのが望ましいです。

もし食事中に大きな音を立ててしまうと、周りのベトナム人から不快な視線を受けるかもしれないので注意しましょう。

指で直接人を指さない

出典:https://giadinh.suckhoedoisong.vn/

ベトナムでは、人や物を指で指すことは無礼とされています。特に、顔を直接指さすことは大変失礼な行為とみなされます。代わりに、手のひら全体を使って示すか、穏やかなジェスチャーを心がけましょう。

マナーを守ってベトナム旅行を楽しもう

ベトナムは、豊かな自然や美しい文化、フレンドリーな人々に恵まれた人気の旅行先です。旅を充実させるためには、現地の文化やマナーを理解し、尊重することが重要です。それによって、現地の人々との良好な関係を築き、快適に旅行を楽しめます。本記事でご紹介したマナーを守れば、楽しいベトナム旅行の思い出を作れるでしょう。

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