ベトナム料理といえば、フォーや生春巻きを思い浮かべる人が多いかもしれませんが、地元の食卓に欠かせない料理の一つに「空芯菜炒め(ラウムオンサオ)」があります。今回は、自宅でも簡単に作れるベトナム式の空芯菜炒めのレシピとともに、ベトナム中部の都市・ダナンで味わえる空芯菜のレストランの魅力をご紹介します。
目次
ベトナムにおける「空芯菜」とは?
ベトナム語で空芯菜は「ラウムオン(Rau Muống)」と呼ばれ、暑い気候でも育ちやすく、ベトナムの家庭料理には欠かせない野菜です。シャキシャキした食感と独特の風味が特徴で、市場やレストランでは必ずと言っていいほど目にします。
料理が苦手でも作れる!空芯菜炒めの簡単レシピ
今回は普段あまり料理をしない20代の日本人男性がベトナム人スタッフに作り方を教えてもらい、実際に作った際のレシピをご紹介いたします。
材料
空芯菜:1束(200g)
ニンニク:2片(みじん切り)
赤唐辛子:1つ
醤油:小さじ1
塩・こしょう:適量
油:大さじ1
作り方
- 空芯菜は根元を切り落とし、食べやすい長さに切って洗い、水気を切る。
- フライパンに油をひいて、ニンニクとお好みに合わせて赤唐辛子を入れる
- 空芯菜を入れて強火にし、さっと炒める。
焦げ付かないように注意するのがポイントです。
- 醤油、塩・こしょうを加えて全体を手早く混ぜ、弱火30秒ほど炒めて火を止めます。私は少し薄めの味付けになっていたので火を止める前に醤油で調整してみました。
- 熱々のうちに皿に盛りつけて完成。味が薄いと感じた場合は、お好みに合わせて塩やオイスターソースを加えても美味しくいただけますよ!
<実際に作ってみた感想>
はじめは、お店で食べた空芯菜炒めを自分で再現できるか不安でしたが、実際に作ってみると、シャキッとした歯ごたえや香ばしいニンニクの香り、ピリッと効いた唐辛子がうまくマッチして、とても満足のいく仕上がりになりました。
ただ、味付けは少し薄めになってしまったので、オイスターソースや醤油を加えて調整すれば、ダナンで食べた味にさらに近づけたと思います。
空芯菜も楽しめる!ダナンのおすすめレストラン
ダナンはベトナム中部の人気観光地で、ホイアンへのアクセスも抜群です。そんなダナンを訪れたら、ぜひ現地の空芯菜炒めを堪能してみてください。この章では、空芯菜炒めを食べられるだけでなく様々な本格ベトナム料理が味わえるレストランを3つご紹介します!
Bep Hen(ベップヘン)
ダナン大聖堂から徒歩10分程のところにひっそりと佇む「Bep Hen(ベップヘン)」。このお店は「ベトナムの家庭」をコンセプトにしており、カラフルでおしゃれなヴィンテージ雑貨で溢れる空間でベトナムの様々な家庭料理が食べられます。
Madam Lân(マダム・ラン)
「Madame Lan(マダムラン)」は、ダナンの主要な通りのバクダン(Bach Dang)通りに位置し、2024年にミシュランガイドに掲載されたダナンの中でも特に有名なベトナム料理レストランです。
「マダムラン」最大の魅力は、なんと言ってもトップレベルのベトナム料理で「ハノイフォー」「バインセオ」「ブンボーフエ」など、見逃せない伝統料理を含む種類豊富なメニューを取り揃えています。
Thìa Gỗ Restaurant Da Nang (ティアゴーレストランダナン)
Thia Goはミーケビーチから西へ続く大通り、Nguyen Van Thoaiの路地にあり、南国風の植物がたくさん植えられており安らぎを与えてくれます。メニュー数も豊富でどのメニューもリーズナブルな価格でボリューム満点です。空芯菜とあわせて、当店名物の巨大バインセオもぜひ味わってみてください。
おうちで旅気分!空芯菜炒めでダナンの味を楽しもう
空芯菜炒めは、日本のキッチンでも気軽に楽しめる、ベトナムならではの魅力的な一品です。
ダナン旅行の準備として味わってみるのも良し、旅の思い出をふわっと思い出しながら作るのもまた格別。
ぜひこの記事を参考に、シャキッと香ばしいひと皿を通しておうちで“ベトナム気分”を楽しんでみてください!