
ホイアンの旧市街にはレストランがひしめき合い、「結局どこに入れば失敗しないの?」と迷う方も多いはず。今回はDanang Holic編集部が、トゥボン川沿いで20年愛され続ける老舗「サクラレストラン(Sakura – Hoa Anh Đào – Restaurant & Bar)」を実食取材しました。ホイアン三大名物の味から、ランタンの夜景を望むテラス席、予約のコツまで、ダナン在住の筆者がお伝えします。
目次
サクラレストランとは|2026年に創業20周年を迎える川沿いの老舗

サクラレストランは2006年にオープンしました。旧市街の中心、グエンタイホック(Nguyễn Thái Học)通り沿いに建ち、観光客から団体ツアーまで幅広く受け入れてきた大型レストランです。2026年でちょうど創業20周年を迎えます。
角地のテラス席からトゥボン川とアンホイ橋を一望
お店は通りの角に位置しており、テラス席からの視界が開けているのが最大の魅力。目の前にトゥボン川、少し視線をずらせばアンホイ橋(An Hoi Bridge)まで見渡せます。
日没前後には、川の上に広がるきれいな夕焼けが見えることも。そして日が落ちると、川面にはランタンボートと灯籠がゆらゆらと浮かび、対岸のライトアップも相まって、ホイアンらしい夜景を眺められる特等席に変わります。夕食の時間帯はテラス席から埋まっていくので、景色を楽しみたい方は予約しておくと安心です。
安倍晋三元首相も食事に訪れた歴史あるレストラン

店内は木を基調とした昔ながらの造りで、どこかノスタルジックな雰囲気。席数が多く、取材時も団体のお客様が次々と案内されていました。
スタッフによると、安倍晋三元首相が会談の際に同店を訪れたことがあるそうで、「この席にご案内したんですよ」と誇らしげに教えてくれたのが印象的でした。会談時の写真は今も店内に飾られており、旧市街で長く営業を続けてきたお店ならではの歴史を感じられます。
アイコンタクトで伝わる、目配りの効いたサービス
案内してくれたマネージャーは大の日本好き。日本の文化や食事、人柄まで褒めてくださり、こちらまでうれしくなりました。
特筆すべきはサービスの質です。常に各テーブルへ目を配り、必要なタイミングでさっと声をかけてくれます。ベトナムのレストランでは、スタッフを呼んでもなかなか来てもらえないことも珍しくないなかで、アイコンタクトだけで気づいてもらえるお店はなかなかありません。
ホイアン三大名物と看板メニューを実食

今回注文したのは、ホイアン三大名物のホワイトローズ(Bánh vạc)、揚げワンタン(Hoành thánh chiên)、カオラウ(Cao lầu)と、マネージャーおすすめのエビの照り焼き。三大名物はお店ごとに味の個性が出るため、筆者はホイアンを訪れるたびに食べ比べていますが、サクラレストランは「ベーシックで安定感のある味付け」という印象です。
ホワイトローズ(Bánh vạc)|ぷりぷり食感の水餃子のような一皿

エビのすり身を米粉の皮で包んで蒸した、ホイアン名物のホワイトローズ。白いバラのような見た目からこの名前で呼ばれています。
サクラレストランのホワイトローズは皮がぷりぷりで、食感は水餃子に近いイメージ。単体では味が控えめなので、中央に添えられたヌックマム(Nước mắm)ベースのタレにつけていただくと、エビの甘みがぐっと引き立ちます。
揚げワンタン(Hoành thánh chiên)|カレー粉がほのかに香るパリパリ食感
パリパリに揚げたワンタン生地に、甘酸っぱいソースと具材をのせたホイアン名物。同店のものは、生地からほのかにカレー粉が香るのが特徴で、スナック感覚でつまめます。この味、お子様もきっと好きなはず。家族連れならまず取り分けたい一皿です。
カオラウ(Cao lầu)|コシの強い麺は日本人好みの「まぜそば」風

太めでコシのある麺に、甘辛いタレとチャーシュー、香草、揚げせんべいを混ぜていただく、日本でいう「まぜそば」のような麺料理です。ルーツは伊勢うどんという説もあり、日本人の口によく合います。
サクラレストランのカオラウは奇をてらわない正統派の味付け。初めてカオラウに挑戦する方の「基準の一杯」にもぴったりです。
一番の感動はエビの照り焼き(Tôm chiên sốt teriyaki)

今回もっとも感動したのが、マネージャーいち押しの看板メニュー「エビの照り焼き」(24.5万vnd・約1,470円)※税別。
大ぶりのエビはプリップリの食感で、タマリンドやオレンジを思わせる酸味の効いた照り焼きソースがよく絡み、いくらでも食べられる味付けです。ビールとの相性は反則級で、「エビとビールで無限にいける」というのが正直な感想。ソースはタマリンド・パッションフルーツ・照り焼き・ハニーの4種類から選べます。
迷ったらセットメニューを。三大名物を網羅できるセットが人気
セットメニューが豊富なのも同店の強みで、なかでもホイアン三大名物を一度に味わえるセットが人気だそうです。
| セット名 | 価格 | 主な内容 |
|---|---|---|
| Today’s Set Menu | 24.5万vnd(約1,470円) | ホワイトローズ、揚げ春巻き、揚げワンタン、チャオボー(Chạo bò)、生春巻き(手巻きスタイル)、カオラウ、フルーツ |
| Special Set Menu | 27.5万vnd(約1,650円) | 前菜の盛り合わせ、海鮮とセロリのサラダ、イカの揚げ出し、生春巻き、カニ肉団子、豚肉のライスペーパー巻き、ミークアン(Mỳ Quảng)、プリン |
| Sakura Hoian Set Menu | 34.9万vnd(約2,095円) | かぼちゃとポテトのスープ、焼きエビ、ミニサラダ、白身魚のフライ、豚肉のハニーBBQ、ライスとポテト、アイスクリーム |
※価格はすべて税別(10%の税金が加算されます)。円換算は2026年7月時点のレートによる目安です。
セットだけでも十分なボリュームですが、せっかくならセットに加えて、気になる一品を1〜2品アラカルトで注文するのがおすすめの楽しみ方です。
長年通う筆者の正直レビューと利用ガイド

実は筆者がサクラレストランを初めて訪れたのは2010年ごろ。以来、定期的に通ってきた立場から、良いところも気になるところも正直にお伝えします。
一時は味が落ちた時期も。現在は「今風」にバージョンアップ
長く通っていると、お店の浮き沈みも見えてきます。正直にいうと、一時期は味が落ちたと感じて足が遠のいていたこともありました。ところが最近再訪したところ、味付けが今風にアップデートされていて感心。少し古くさいかなと思うようなインテリアや調度品も、20年の歴史を感じる味のあるテイストとして楽しめます。
当たり外れの少ないレストランなので、迷ったらまず訪れてみると、何かしら食べたいものが見つかるはずです。
混雑は17時ごろから。テラス席は事前予約がベター

筆者が入店したのは16時すぎと早めの時間で、店内はまだ空いていましたが、日が傾き始める17時すぎからお客様が続々と入店。ツアーガイドに案内されて訪れる団体も多く、夕食どきのテラス席はすぐに埋まります。客層は日本人のほか、欧米系やインド系など実に多国籍でした。
なお、テラス席には屋根がないため、雨天時には利用できない可能性がある点は覚えておきましょう。
日本語メニューあり。支払いは現金・カードともにOK

メニューは英語・日本語の併記。日本語は少し不自然な箇所もありますが、十分理解できる範囲で、注文に困ることはありません。支払いは現金・クレジットカードの両方に対応しています。
テラス席を狙うなら事前予約が確実です。Danang Holic公式LINE「ウエンちゃん」でも予約代行が可能なので、気軽にご連絡ください。
まとめ|ホイアンのレストラン選びに迷ったら、まずはこの一軒
サクラレストランは、ホイアン三大名物から海鮮のアラカルトまで、安定した味で楽しめる旧市街の頼れる一軒です。カップルならランタンの夜景が見えるテラス席で、家族連れならいろいろな料理をシェアしながら、20年の歴史を感じる空間での食事を楽しんでみてください。
気になった方は、ダナン現地スタッフのLINEから予約のお手伝いもできます。混雑時期や最新情報もお伝えしますので、お気軽にメッセージをどうぞ。
店舗情報
| 名前 | Sakura HOIAN Restaurant & Bar |
|---|---|
| 住所 | 121 Nguyễn Thái Học, Old Town, Hội An |
| 電話番号 | 0235 3910 369 |
| 営業時間 | 9:00 - 23:00 |



