「英語もベトナム語も話せないけど、ダナン旅行って本当に大丈夫?」初めてのベトナム旅行を前に、そんな不安を感じている方は少なくありません。現地の人とどうやってやり取りすればいいの?ローカルなお店でうまく注文できる?観光ツアーへの申し込みは言葉が通じなくてもできる? ――このように、「言葉の壁」は旅のハードルになりがちです。
でも実は、英語もベトナム語も話せなくても、ダナン旅行を十分に楽しむための工夫やコツはたくさんあります。この記事では、言葉が通じなくて実際に困った場面と、それをどう乗り越えたのかを体験ベースでご紹介。さらに、言葉に不安がある人でも安心して楽しめるおすすめのお店や、便利なアプリ、使える簡単フレーズもまとめています。「言葉の壁があっても旅はできる」そんな安心感を持って、あなたのダナン旅行をもっと身近なものにしてみませんか?
目次
言葉が通じなくて困ったけど、こう乗り切った!
海外旅行で最も不安を感じやすいのが「言葉が通じない場面」です。特にベトナム語や英語に自信がない方にとっては、現地でのやり取りに戸惑うこともあるかもしれません。ですが、実際に現地で困った場面に直面しても、翻訳アプリやちょっとした工夫で十分に乗り切ることができます。ここでは、私自身が体験した言葉の壁と、それをどう乗り越えたかをご紹介いたします。
タクシー移動|Grabアプリがあれば安心
バイクを持っていない私にとって、ダナンでの移動手段はもっぱら「Grab」(配車アプリ)です。アプリは基本的に日本語対応で、目的地の入力も地図から選べるため、英語が苦手な方でも安心して利用できます。
ただ、実際に使ってみると、ドライバーから突然電話がかかってきたり、指定した場所に車が見当たらなかったりと、戸惑う場面もありました。電話はベトナム語でかかってくることが多く、内容が分からず焦ってしまうこともあります。
そんなときは、無理に電話対応をせず、一度電話を切ってアプリ内のチャット機能を使うのがおすすめです。チャットは日本語で入力しても、自動的にベトナム語に翻訳されて相手に届くため、簡単なやり取りなら問題なく通じます。「今どこにいますか?」「この場所で合っていますか?」といった確認もスムーズに行えるので、初めての方でも安心して利用できる便利なツールです。
スパ|簡単な単語メモとジェスチャー
ローカルのスパを訪れた際、日本語のカウンセリングシートが用意されていて安心したのですが、施術前の説明や会話はほとんど英語で行われました。突然いろいろ話しかけられて、「え、今なんて言ったの?」と戸惑ってしまったこともあります。
そんなときに役立ったのが、スマホの翻訳アプリと簡単なジェスチャーです。「ここが痛い」「強くしないでほしい」など、あらかじめメモしておいた単語を見せるだけでもかなりスムーズに伝わりますし、店員さんたちもとても優しくて、言葉が通じなくても根気よく理解しようとしてくれました。完璧に通じなくても、お互いに歩み寄ればどうにかなるという安心感がありました。
市場|電卓&翻訳アプリが大活躍
ローカル市場では、店員さんのほうから簡単な英語で話しかけてくれることが多いのですが、「これがほしい」とか「別の色はある?」といった細かい希望を伝えるのはなかなか難しいものです。
そんなときに便利なのが、スマホの翻訳アプリと電卓機能です。買いたいものは事前にスクリーンショットで保存しておき、画面を見せながら説明するとスムーズに伝わります。
また、値段交渉では言葉よりも数字が一番伝わるので、スマホの電卓を使って金額を打ち合えば、お互いにストレスなくやり取りできます。言葉が通じなくても、ちょっとした工夫で楽しく買い物ができるのが市場の魅力です。
ローカル食堂|写真付きのメニューを見つけよう
ローカル食堂では、メニューを開いてもベトナム語や英語だけで書かれていて、内容がまったく分からないということもよくあります。
そんなときでも、写真付きのメニューがあれば指さしで注文できるので安心です。もし写真がない場合は、Google翻訳アプリのカメラ機能を使ってメニューをその場で翻訳するのも一つの方法です。
また、事前にGoogleマップの口コミや写真から気になる料理をチェックしておき、スマホの画面を見せながら注文するのも効果的です。翻訳アプリや写真を上手に活用すれば、言葉が分からなくても問題なく注文できます。
英語・ベトナム語が苦手な人向けの安心対策
「言葉が通じなかったらどうしよう…」そんな不安は、初めての海外旅行では誰もが感じるもの。でも実は、ダナンでは英語やベトナム語が話せなくても、工夫次第で十分に快適な旅ができます。ここでは、旅先で役立つ簡単な英語フレーズや伝わりやすいジェスチャーをはじめ、おすすめの翻訳アプリ、日本語ガイド付きツアー情報まで、言葉の不安をカバーする対策をまとめました。
これだけ覚えればOK!ジェスチャー+英語フレーズ
英語やベトナム語がまったく分からなくても、実は旅先でよく使うフレーズはほんの少しだけです。ここでは、特に使う頻度が高く、ジェスチャーと一緒に使えばしっかり通じる、簡単な英語フレーズを厳選してご紹介します。発音に自信がなくても、スマホの画面を使えば簡単に意思を伝えることができます。
This, please(ディス プリーズ):これください
メニューや商品を指差しながら「これください」と伝えるだけで、ほとんどの場面で通じます。
Toilet?(トイレット?):トイレどこ?
一言で伝わる便利フレーズ。場所を探しているときに使えます。
How much?(ハウマッチ?):いくら?
値段を聞くときに必須の言葉。市場やお土産店で活躍します。
No spicy(ノー スパイシー):辛くしないで
辛いものが苦手な方は、注文前に必ず伝えたい一言。
No sugar(ノー シュガー):砂糖なしで
ベトナムの飲み物は甘めなので、甘さ控えめにしたいときに便利です。
Check, please(チェック プリーズ):お会計お願いします
レストランやカフェでのお会計時に使います。ペンを持って何か書くように手を動かすジェスチャーをすると、さらに伝わりやすくなります。
シンプルな英語でも、笑顔とジェスチャーがあればしっかり伝わります。旅の不安を減らすために、ぜひ覚えておきたいフレーズです。
おすすめ翻訳アプリ
Google翻訳
最も定番で使いやすい翻訳アプリです。文章の入力だけでなく、カメラをかざすだけで看板やメニューの文字を自動翻訳してくれる「カメラ翻訳」機能が非常に便利。オフラインでも使用できるため、通信環境が不安なときにも頼りになります。
SayHi(セイハイ)
話しかけた言葉をそのまま翻訳・読み上げてくれる音声翻訳アプリです。旅行先でのちょっとした会話に便利で、日本語の認識精度も高く、操作もとてもシンプル。お互いの発言を交互に翻訳してくれるので、2ヵ国語でのスムーズな会話が可能です。ボタンをタップしてから聴き取りを始める仕組みになっており、周囲の雑音を拾いにくいのも嬉しいポイントです。
ChatGPT(チャットジーピーティー)
英語やベトナム語の文章を入力すると、日本語に自然な言い回しで訳してくれるのが特徴です。翻訳だけでなく、「こういうとき、英語でなんて言えばいい?」と質問すれば、シチュエーションに合った言い回しを考えてくれるのも助かります。Wi-Fi環境が必要ですが、文章を丁寧に確認したいときや、現地で聞かれたことをしっかり理解したいときに役立ちます。旅行中のちょっとした“ことばの相談相手”として持っておくと安心です。
日本語ガイド付きツアーもおすすめ
「言葉が不安…」という方には、日本語ガイド付きの現地ツアーがおすすめです。午前中だけでダナンの人気スポットを巡れる半日観光ツアーや、ミーソン遺跡&ホイアンを含む世界遺産満喫ツアーなど、短い滞在でも効率よくまわれるプランがたくさん。人気のバナヒルズも日本語ガイドと一緒なら安心して楽しめます。観光名所の背景や歴史もわかりやすく説明してくれるので、より深く旅を味わいたい方にぴったりです。
ダナンホリックでは、世界遺産ホイアン観光やミーソン遺跡を巡る1日観光ツアー、ダナン半日観光ツアーやバーナーヒルズの送迎まで、グループツアーからプライベートツアーまで多彩なツアーをご用意しています。ホテルまでの往復送迎と日本語ガイド付きで、ご予約も日本語で可能です。人気ツアー一覧はこちら!
それでもやっぱり言葉が不安な方へ|日本語対応の安心なお店をご紹介!
現地の人とのやりとりも旅の楽しみのひとつとはいえ、やっぱり言葉が通じないのは不安…という方も多いのではないでしょうか。
そんな方のために、ダナン滞在中でも安心して利用できる「日本語対応可能なお店」を厳選してご紹介します。レストラン・カフェ・スパの3ジャンルから、日本語メニューがあるお店や日本人スタッフが常駐しているスポットを中心にピックアップ。言葉の壁を感じずに、食事もリラックスタイムも存分に楽しみたい方は必見です。
日本人スタッフ在駐スパ|Japanese Style Happy Spa
ミーケービーチから徒歩3分という好立地にあるこちらのスパは、日本人観光客向けに設計されたシンプルで清潔感のある建物が特徴です。明るく落ち着いた店内には日本語対応スタッフが常駐しており、言葉の不安なくリラックスして施術を受けられます。
オーナーは日本人で、マッサージ店の店長も日本滞在の経験があり、日本語が堪能です。そのため、ベトナム語や英語に自信がない方でも、安心して利用できる環境が整っています。
施術を担当するスパスタッフは、ダナンの高級リゾートで経験を積んだプロフェッショナルばかり。ベトナム伝統マッサージやタイ式マッサージ、日本式マッサージに加え、スキンケア、日本式の美容サービス、ワックス脱毛など、幅広いメニューが揃っています。旅行中の疲れを癒したい方に、ぴったりのスパです。
映える&濃厚!トロピカルコーヒーカフェ|Tropical Coffee
日本人女性オーナーが営むこのカフェは、「人と人が自然に交流できる場所を作りたい」という思いから生まれました。店内では、サトウキビコーヒーをはじめ、南国フルーツとコーヒーを組み合わせたユニークなドリンクが楽しめます。1日飲み放題のチケット(12万vnd・約660円)も用意されており、ゆったりと過ごしたい方にもぴったり。(※2025年6月現在)さらに日本食や健康的なスムージー、軽食メニューもあり、体にやさしい食事を気軽に楽しめるのも魅力です。
すぐ近くには、同オーナーが運営するお土産店も併設されており、日本語の説明付きで商品を選べるので安心してショッピングができます。オーナーの“ダナン愛”が詰まった唯一無二のお土産ショップには、定番の観光土産だけでなく、ここでしか手に入らないようなストーリー性のあるアイテムも揃っており、特別な一品を探している方におすすめです。
ベトナム料理をまるごと味わえる|Thia Goダナンレストラン
日本語表記のメニューがあることで、言葉に不安のある方でも安心して利用できるのが「Thia Go ダナンレストラン(ティアゴー)」です。ミーケビーチから西に延びるNguyen Van Thoai通りの路地に入った、閑静な住宅街に位置するベトナム料理レストランで、種類豊富なローカル料理を数多く楽しめるのが魅力です。2階には広々とした座席があり、お子様連れやグループでの利用も快適。落ち着いた雰囲気のなか、ゆっくりと食事を味わうことができます。
各メニューには日本語の表記があり、さらに料理や食材の内容を紹介するQRコードも掲載されています。翻訳アプリを使って読み取れば、英語やベトナム語がわからなくても、料理の詳細をしっかり理解したうえで注文することが可能です。アレルギーや苦手な食材がある方にとっても、配慮が行き届いた頼れる一軒です。
言葉の壁があっても、ダナンは“楽しめる”
言葉が通じないことに不安を感じるのは当然ですが、ダナンにはその不安をやわらげてくれる環境と工夫が整っています。翻訳アプリや簡単なフレーズ、ジェスチャー、そして日本語対応のお店やツアーがあれば、英語やベトナム語ができなくても、十分に旅を楽しむことができます。
筆者自身も、初めての一人海外旅行では英語がほとんど話せず、不安でいっぱいでした。それでも、前向きな態度で接すれば、現地の人たちは思っていた以上に親切に応えてくれました。
大切なのは、言葉よりも「伝えよう」とする気持ちと、ほんの少しの勇気。「言葉の壁があっても、旅はできる」。そう実感できる体験が、きっとダナンではあなたを待っています。