ベトナム旅行の楽しみの一つと言えば、お土産選びではないでしょうか？誰にでも喜んでもらえるお土産として、お菓子はまさに最適です。本記事では、スパやお土産屋、スーパーで簡単に購入できるベトナムのお菓子15選をご紹介します。緑豆やココナッツ、ドリアンを使用したユニークな味わいから、伝統的な製法で作られるカラメルウエハースまで、ベトナムのお菓子は多彩です。ぜひ、ベトナムのお土産選びの参考にしてください。
目次
ベトナムのスーパーや市場で買えるベトナム伝統的なお菓子9選
Bánh đậu xanh（緑豆菓子）
「バイン ダウ サイン（Bánh đậu xanh）」は、緑豆の粉（đậu xanh）を使用して作られるお菓子です。口溶けが滑らかで、ほろりと口の中で崩れ、すっと消える独特の食感が魅力です。このお菓子はベトナム北部、ハイズオン省の名物で、ベトナム全土で非常に人気があり、スーパーや雑貨店でも購入できます。プレーン味のほかに、紫芋や蓮の花、ドリアン風味など、さまざまな種類があります。賞味期限は約6ヶ月です。また、このお菓子は食べやすく、お年寄りへの贈り物としても人気です。価格はお手頃で、1箱（18個入り）が約200円から。さまざまなブランドがありますが、ベトナム人には「Tien Dung（ティエン ドゥン）」が人気なブランドです。
Bánh dừa nướng（ココナッツクラッカー）
ホイアン、クアンナム地方の名物として知られるココナッツクラッカーは、シンプルな味わいが魅力です。袋を開けた瞬間に、ココナッツとバニラの香りが広がります。外側は光沢のある黄金色をしており、見た目も美しいです。このココナッツクラッカーは、紅茶やコーヒーと一緒に、ゆっくりと家族や友人と楽しむのにぴったりです。1袋200円程度からとお手頃な価格で購入できます。
Mè xửng（ごままぶし餅）
ベトナムのフエ市発祥のごま飴は、タピオカ粉、麦芽、ピーナッツを混ぜ、ごまをまぶして作られます。小さな四角形に切り、光沢のある紙袋に詰められたこのお菓子は、豆の風味とピーナッツ、ゴマの甘み、麦芽糖の濃厚な甘さが特徴です。甘さが強いため、フエの人々はお茶と共に楽しむことが一般的です。観光客へのお土産としても人気で、価格は約100円とお手頃です。ビンコムやGo！、ロッテマートなどのスーパーでも購入可能で、地元民にも観光客にも愛されるお菓子です。
Kẹo đậu phộng（ピーナッツ飴菓子）
ピーナッツ飴菓子は、ベトナム中部の伝統的なお菓子の1つで、砂糖をカラメル状にしてピーナッツとゴマを混ぜ、それをライスペーパーで包んで固めた飴菓子です。ピーナッツと砂糖の甘さが魅力で、1つ食べるだけで満足感が得られます。通常は半径10センチほどの円形で、厚さは約1㎝。また、丸や長方形などのバリエーションもあり、一つ一つが丁寧に包装されています。価格もお手頃で、約90円程度で購入できます。
Bánh pía (バイン・ピア）
バイン・ピアの起源は、中国潮州人の月餅にあります。このケーキは、17世紀にベトナムに移住した潮州人が作ったとされています。次第に、ベトナム北部の地域の人々もバイン・ピアの製法を学び、国内に広まっていきました。現在では、ドリアン、タロイモ、塩卵黄などさまざまなフレーバーが楽しめます。食感は、餃子の皮のような生地がややパサついており、中にはドリアンクリーム、タロイモ、卵黄、塩が含まれています。味はかなり甘く、独特の匂いがあるため注意が必要です。購入する前に、ぜひ一度試食をしてみてください。価格はパックごとに300円から800円で、3個入りが一般的な販売単位です。
Ô mai（フルーツ砂糖漬け）
オーマイ（Ô mai）は、乾燥したフルーツを砂糖に浸けたお菓子で、ハノイの人々の日常のおやつとしても親しまれています。お茶を片手に楽しんだり、来客時のおもてなしにもよく利用されます。梅やアプリコットなど、多様な種類のオーマイが存在しています。特にアプリコットは濃厚で香りが良く、塩味、甘味、酸味が豊かで、ユニークな味わいを楽しめます。仕込みに手間と時間がかかるため、価格は1箱300gで約500円とやや高めですが、その味わいは価値に見合ったものです。お茶と一緒に楽しんだり、お弁当と一緒に食べたりするのにおすすめです。
Kẹo Cu đơ （クード・キャンディー）
クード・キャンディーは、ベトナムのハティン省が発祥の特産品です。このキャンディーは、糖蜜、砂糖、麦芽、生姜、ピーナッツが、2枚のライスペーパーに包まれます。表面には麦芽の甘みがあり、生姜の辛さ、そしてほのかなピーナッツの香りが広がり、独特で面白い味わいが楽しめます。しなやかで粘りがあり、そのまま食べても、緑茶と一緒に楽しんでも美味しいキャンディーです。クード・キャンディーは子どもから人気があり、価格も1袋6個入りで約300円と手頃な価格で、お土産にも最適です。
Bánh cốm （バイン・コム）
バインコムは北部地域、特に首都ハノイの伝統的な味わいを表現したお菓子です。このお菓子には、若い米から作られた餅が使用され、これを柔らかいケーキに仕上げ、中には青豆とココナッツが詰められています。若いお米を使用することで、清涼感のあるミルキーな香りと新米の香ばしい風味が広がり、その食感と味わいはまるで日本のお餅のように甘いものとなっています。
優しい甘さゆえに、女性や子ども、お年寄りだけではなく、甘いものが苦手な男性にも喜ばれることでしょう。パッケージのデザインも美しく、お土産におすすめです。価格は1個あたり約100円となっています。
Kẹo dừa （ココナッツキャンディー）
ココナッツキャンディーは、ベトナム南部のベンチェ省が発祥の特産品です。ベトナムの伝統を感じさせる特産のお菓子として知られています。キャンディーは、ココナッツの果肉、砂糖、麦芽が原料として作られています。
ココナッツキャンディーは、ココナッツの濃厚な甘みがあり、また非常に弾力があるため、少し歯にくっつく特徴があります。素朴な味わいで、昔から子どもたちにも人気のあるお菓子です。ココナッツ好きな方へのお土産としてもおすすめです。
近代的な味わい！ベトナムの市場で購入できる人気なお菓子6選
Trái cây sấy（ドライフルーツ）
南国のドライフルーツは、マンゴーやパイナップル、ローズアップルなど、ヨーグルトや冷たいお茶に加えても美味しさが広がります。アジアへの旅行では、その土地のフルーツを味わうことも楽しみの1つです。
新鮮なフルーツを日本に持ち帰ることは禁止されていますが、ドライフルーツは問題ありません。ドライフルーツであれば、マンゴー、ジャックフルーツ、バナナ、パイナップルなど、南国のフレッシュな果物をどこでも楽しむことができます。1袋200～300円程度で手に入るドライフルーツは、南国のお土産らしい風味をしっかりと味わえるため、お土産としておすすめです。
One One（ベトナムのせんべい ）
おせんべいといえば、すぐに和菓子を思い浮かべるかもしれませんが、ベトナムには「One One」という有名な煎餅ブランドも存在します。10～15枚入りで100～200円というお手頃な価格で、サクサクとした食感の美味しいおせんべいが手に入ります。
「One One」には、伝統的なおせんべいの他にも、はちみつ味、焼きエビ味、焼き牛味、チーズ味、海苔味など、さまざまな味が用意されています。ベトナムのせんべいならではの独特の美味しさを楽しめるため、珍しいお土産としてもおすすめです。
Cosy Cockie (コージーケーキ)
コージーケーキは、ベトナムで非常に人気のあるクッキーで、子どもや若者に愛されるお菓子です。ミルクのコク、大麦とタピオカのでんぷんのコク、そして控えめな甘さが特徴で、午後のおやつや紅茶・コーヒーのお供に最適です。
伝統的なミルクフレーバーに加えて、カシューナッツ、マーマレード、ストロベリー、パイナップルのフレーバーも楽しめます。家族や会社の同僚とシェアして一緒に楽しむのにもおすすめです。休憩やアフタヌーンティー中に、コージーケーキでほっこりとした時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。
Tipo (ティーポ）
ティーポは、ミルク風味の焼きケーキの有名なブランドとして、ベトナムで広く知られています。スーパーマーケットや市場、ミニマート、地元の雑貨屋などで手に入り、10個入りで200円程度とお手頃な価格のため、朝食やおやつにも最適です。
ミルクの味わい、卵の香ばしい香り、そして軽い甘さ、サクサクとした食感が特徴のティーポケーキは、お子様から大人、ご年配の方まで広く愛されます。手軽に手に入る価格と美味しさで、日常の食卓にもぴったりのお菓子と言えるでしょう。
Kẹo Jelly （Jelly キャンディー)
Jellyキャンディーは、ベトナムで人気のあるキャンディーブランドです。リンゴ、イチゴ、グレープ、パイナップル、オレンジ、マンゴーなど、さまざまなフルーツフレーバーがあり、50円から100円程度で手に入ります。フレーバーミックスのパッケージもあり、1袋でさまざまなフレーバーを楽しむことができます。
Jellyキャンディーは、マシュマロのような柔らかな食感、フルーティーな香りで、子供たちにも大変喜ばれることでしょう。美味しさと手頃な価格が特徴的なJellyキャンディーは、ベトナムのおやつ市場で広く親しまれています。
Kopiko （コーヒーキャンディー）
ベトナムといえば、コーヒーが有名です。ベトナムは世界有数のコーヒー生産および輸出国の1つであり、コーヒーキャンディーも人気があります。最も有名なブランドは「コピコ（Kopiko)」です。この企業はインドネシアのブランドでありながら、ベトナム市場向けに専用の製造工場と商品を提供しています。コーヒーキャンディーの価格は、150g入りで約130円と非常にお手頃です。
このキャンディは、コーヒーの濃厚で香ばしい味わいに、砂糖とミルクの甘みが加わったミルクコーヒーのような風味が楽しめます。そのため、コーヒー好きの方にはもちろん、お菓子好きの方へのお土産としても最適です。
専門店で買えるベトナム製のチョコレート3選
特にこだわりのあるお菓子といえば、チョコレートです。ベトナムは、世界で23番目にカカオ生産量が多い国なので、ベトナム製のチョコレートもお土産におすすめです。以下では、ベトナムの有名なチョコレートブランドをご紹介します。これらのブランドは、スーパーマーケットや市場では販売されず、独自の小売店を持っています。
Marou（マルゥ）
「Marou（マルゥ）」は、世界中で有名な「メイド・イン・ベトナム」のチョコレートブランドです。今年のチョコレート生産量は80トンに達すると予想されており、マルゥチョコレートは米国、フランス、ドイツ、日本を含む世界20カ国以上で展開されています。現在、ベトナムにはハノイ、ホーチミン、ビンズオン、ダナンに旗艦店が15店舗あり、2023年12月にはダナンに1店舗をオープンしました。美味しさとパッケージの美しさを兼ね備えた同ブランドのチョコレートは、同僚や家族、友人へのお土産にぴったりです。
Pheva Chocolate（フェバ チョコレート）
「Pheva Chocolate（フェバ チョコレート）」もベトナムで生産されているチョコレートブランドです。同ブランドのチョコレートは、ベトナムで作られた材料を使用し、地元で生産されています。パッケージは、赤、黄、黒、紫の1色を基調とした非常にシンプルなデザインで、上司や目上の方へのお土産にも最適です。Phevaはハノイとダナンに2つの支店があります。
Alluvia Chocolate（アルビア チョコレート ）
「Alluvia Chocolate（アルビア チョコレート）」はベトナムでも有名なチョコレートブランドで、多くの人に愛されています。100％ベトナム産チョコレートを使用し、ピュアチョコレート、加糖、無糖、ダイエットチョコレートなど、さまざまな種類があります。現在、Alluviaはハノイ、ホーチミン、ホイアン、フーコック、ダナンなどで店舗を展開しています。
ベトナムのお菓子をお土産に買おう！
べトナムには、伝統的で人気のあるお菓子が豊富にあります。それぞれが独自の味わいを持ち、日本でも購入可能なものも多くあります。べトナムのお菓子は、家族や友人、会社の同僚への贈り物にもおすすめです。ぜひ、ベトナムのお菓子をお土産の候補に加えてみてはいかがでしょうか。
