【在住者インタビュー Vol.1】友達をダナンに案内するなら?おすすめ観光・グルメスポットやお土産も

ダナン在住者に聞くリアルな観光案内モデル。1日ツアープラン、グルメ、映えスポット、お土産情報までまとめました。旅行前に必見!

この記事では、そんな筆者のリアルな体験を交えながら、実際にダナンで暮らす1ヶ月の生活費の目安を初心者にも分かりやすく、具体的にお伝えします。

【取材担当者プロフィール】

  • 名前(ニックネーム):渡辺みほ
  • ダナン在住歴:2年
  • 職業/活動内容:フリーランス翻訳者、ローカライゼーション専門家
  • ダナンに来た理由:旅行中に助けてもらった現地の人の優しさに惹かれて
  • 日常の過ごし方:SUP、ジム、カフェ、ムエタイ、夕日散歩
  • ダナンに来る人に向けた一言:4〜6月がベストシーズン!
  • 好きなベトナム料理:エビのガーリックバター

自己紹介とダナンとの出会い

今回インタビューしたのは、ベトナム・ダナンに在住して2年になる渡辺みほさん。フリーランス翻訳者として、主にローカライゼーションやコンテンツ制作に携わっています。日本語、英語、韓国語を操る多言語翻訳者でもあり、オンラインでの国際的な仕事を続けながら、ダナンで暮らしています。

「実はダナンに住むことになったきっかけは、ちょっとしたハプニングからでした。旅行でダナンを訪れていた時にクレジットカードを紛失してしまったのですが、現地のベトナムの人たちが本当に親切に助けてくれて。その温かさが心に残り、“この街で暮らしてみたい”と思ったのが始まりでした。」

日常の過ごし方

普段の生活はとてもアクティブ。朝は海に出てSUP(スタンドアップパドルボード)を楽しみ、昼はジムで筋トレ、カフェでは現地の友達と語らい、夕方はムエタイにも挑戦していて、ダナンの日常を全身で満喫しているそうです。

特に朝の時間はお気に入りで、広いミーケビーチの海と空に囲まれながら静かなひとときを過ごすのが日課です。ダナンのシンボルであるレディブッタが見え、その背後からソンチャ島の稜線を包み込むように朝日が昇っていく光景は、何度見ても感動する瞬間だといいます。

アクティビティを終えた後は、朝ごはんを食べて早めのお昼寝をしてひと休み。お昼頃には現地のお友だちとカフェに行きます。ベトナムのコーヒーは濃厚で苦味が強いのが特徴で、最初は少しきついと感じていたものの、今ではすっかりハマってしまい、他のコーヒーでは物足りなく感じるほどに。

さらに夕方にはムエタイにも挑戦中。トレーニングを通じて地元の人々と知り合う機会が増え、レッスン後には「一緒にご飯に行こう」と誘われることもしばしば。ベトナム料理を味わったり、仲間と一緒にビーチへ出かけて語り合ったりしているそうです。

ダナンで友達を案内するとしたら?観光スポット編

まず案内したいのはベトナム料理レストラン「Madame Lan」

「日本から友達が来たら、最初に連れて行きたいのは『Madame Lan』です。ここは観光客にも人気のベトナム料理レストランですが、清潔感があり、メニューも豊富で、ベトナムの郷土料理を幅広く楽しむことができます。

店内は世界遺産ホイアン旧市街を模した建築やランタンで、オシャレで落ち着いた雰囲気が魅力です。写真付きメニューや明るく清潔な空間で、観光客も安心して食事を楽しめます。

店舗は非常に広いため、家族やグループでの利用にも向いており、みんなでシェアしながらベトナムの味を楽しむことができます。ランチやディナーに訪れて、友達に「ダナンでの食体験が充実している!」と感じてもらえます。

案内をためらう場所

一方で、少し案内しづらいと感じるのは「ハン市場」。地元の人々に愛される活気あるマーケットですが、狭い通路に商品が積み上げられ、店員に強引に声をかけられることも多く、初めて訪れる日本人には少々ハードルが高い場所です。衛生面に敏感な人にとっては驚きが大きすぎることもあり、友達にはあえておすすめしないのだとか。

続いてオススメのグルメ店舗をご紹介!ダナンならではの食体験

絶対に食べてもらいたい料理

ダナンといえばやっぱり海鮮料理です。特におすすめは、「Nhà Hàng Biển Việt」のエビのガーリックバターです。大ぶりのエビを香ばしく焼き上げ、ガーリックの香りとバターのコクがたっぷり。シンプルなのに新鮮な素材の美味しさが際立ちます。日本の友達を案内すると、必ず「またあのお店に行きたい!」と感動してくれる一皿です。

このお店の魅力は、観光客向けの派手さだけでなく、地元民が普段から訪れるリアルなローカル空間であること。観光客で混雑している店とは違い、地元の人々と同じように食事を楽しめます。清潔感もあり、店員は親切に注文や料理の説明をしてくれます。

観光客も安心して入れるレストラン

観光客に安心して紹介できるお店として、特におすすめなのが「Thìa Gỗ」と「Maia」です。ベトナム料理をアレンジしたメニューや、美しい盛り付けが楽しめるので、女子旅やカップル旅行にぴったりです。

「Thìa Gỗ」は、特大サイズの名物バインセオをはじめ、どの料理もボリューム満点で満足感が高く、それでいて価格は手頃でコスパ抜群です。バインセオは通常サイズの約3倍の大きさで、見た目にも迫力があります。

メニューには日本語表記や写真が用意されており、さらに食材の説明をQRコードで確認できるため、初めて訪れる観光客でも安心して注文することができます。

また、2024年のミシュランガイドではビブグルマンに選ばれており、品質・味・価格のバランスが高く評価されているのも嬉しいポイントです。立地はミーケービーチ近くの住宅街にあります。

「Maia」は、ミーケービーチを目の前に望む絶好のロケーションにあり、海を眺めながらゆったりくつろげる点が大きな魅力です。店内はスタイリッシュで居心地がよく、観光客にも人気があります。

海に向かって並んだゆったりとしたソファに座れば、観光の合間の休憩にも最適です。コーヒーはもちろん、カクテルやスムージーなどドリンクメニューも幅広く揃っています。

おしゃれな雰囲気と絶景を同時に楽しめるにもかかわらず、価格は比較的リーズナブルで、気軽に訪れやすい点も魅力です。

ダナンツアー:私流モデルコース

2泊3日で楽しむモデルコース

もし友達が2〜3日滞在するなら、みほさんは次のようなプランを提案しています。

  • 1日目:ランチは「Thia Go」で、午後は「リンウン寺」へ。その後「ミーケビーチ」で散歩と夕日鑑賞。
  • 2日目:早朝に「ミーケビーチ」で朝日を見て、午前は「五行山」観光。昼から夜は「ホイアン」でカフェ巡りやランタンの街歩きを満喫。
  • 3日目:スーパーやお土産店を巡り、カフェ「Trình cà phê」でアボカドコーヒーを楽しんだ後、「Madame Lan」でランチ。

特に喜ばれるのは、ミーケビーチでの朝日と夕日です。日本ではなかなか見られない広い水平線と白い砂浜で、自然と心が解放される時間を過ごせます。

Tips & エピソード

ダナンの魅力をひと言で

「やっぱり“サラサラの白い砂浜”ですね。観光だけでなく、日常の中で海とともに過ごせることが、この街の一番の魅力です。」

旅行を迷っている人へ

「おすすめの季節は4〜6月。暑すぎず過ごしやすい時期で、観光にもぴったりです。真夏の7〜9月は観光客が多すぎますし、10〜3月は雨が多くて外出が制限されがち。旅行計画を立てるなら、この時期を狙ってくださいね。」

移動手段は?

「Grab」や「Xanh SM」といった配車アプリを使えば安心。Grabは日本語対応で、言葉の壁やぼったくりの心配がありません。

物価は安いの?

聞かれることが多い質問ですが、ローカルエリアでは日本の1/2〜1/3。ただし観光地価格は日本と同程度です。

在住者が語るダナンの魅力

みほさんが特に強調していたのは、観光スポットや有名店に限らず、地元の人たちが日常的に訪れる場所こそ、旅行者にとって新鮮な発見があるということです。

例えば、地元民に人気の海鮮レストラン「Nhà Hàng Biển Việt」では、観光客向けの派手な雰囲気ではなく、落ち着いた空間で新鮮な食材を味わえます。店員は親切で、清潔感も保たれているため、初めて訪れる旅行者でも安心です。

在住者の目線から見ると、旅行ガイドだけでは伝わらない街の表情や、現地の人々との関わりこそが、ダナンを訪れる最大の魅力だと感じられるのです。