
ダナンやホイアンへの旅行を計画するとき、最初に気になるのが「ベトナムの入国って、何が必要なんだろう」という点ではないでしょうか。結論からお伝えすると、日本国籍の方は45日以内の観光ならビザは不要で、手続きはとてもシンプルです。
ただし、パスポートの残存期間や、2026年に一部の空港で始まった新しい事前申告の仕組みなど、渡航前に知っておくと安心なポイントがいくつかあります。
この記事では、Danang Holic編集部が現地スタッフの視点で、2026年時点のベトナムの入国情報と渡航準備を、必要書類から手続きの流れまで整理してお伝えします。ダナン・ホイアンはもちろん、ホーチミンやハノイへの渡航を予定している方にもお役立ていただける内容です。
ベトナム入国の基本|2026年のビザ免除ルールと入国条件

まずはベトナムへの入国の全体像から確認していきましょう。日本国籍の方がベトナムに入国する場合、ポイントは「滞在日数」と「目的」の2つです。
日本人は45日までビザ不要
ベトナムは日本を含む一部の国に対して、ビザ免除措置を実施しています。日本国籍の方は、観光目的で45日以内の滞在であれば、入国目的を問わずビザ免除の対象となります。
現在のビザ免除措置は、2025年3月15日から2028年3月14日までの期間に適用されています。数年ごとに更新されるため、渡航前に最新の状況を確認しておくと安心です。
短期の旅行であれば、この45日の枠に収まるケースがほとんどです。ダナンやホイアンをのんびり巡る一般的な旅程であれば、基本的にビザを取得する必要はありません。
45日を超える・観光以外の目的はeビザかビザが必要
一方で、次のようなケースではビザの取得が必要になります。
- 45日を超えて滞在する
- 就労・商用・長期滞在など観光以外の目的で渡航する
- 45日以内でも、より確実に滞在資格を証明したい
このような場合、観光や短期の商用ではオンラインで取得できる電子ビザ(eビザ)を使うのが一般的です。eビザの申請方法は記事の後半でくわしく解説します。
なお、45日以内であればビザ免除の対象となりますが、ベトナム国内で実際に就労する場合は、ビザ免除とは別に労働許可などの手続きが必要です。
ベトナムへの入国条件を整理すると、次のようになります。
| 滞在日数・目的 | 必要な手続き |
|---|---|
| 観光で45日以内 | ビザ不要(パスポートのみ) |
| 45日を超える観光・短期商用 | eビザ(電子ビザ)を取得 |
| 就労・長期滞在 | 目的に応じたビザ・滞在資格・労働許可などを確認 |
ベトナム入国に必要なもの・必要書類チェックリスト

ここでは、45日以内の観光でベトナムに入国する場合に必要なものを整理します。ベトナム入国に必要な書類は、決して多くありません。
入国審査でパスポート以外に提示を求められることは多くありませんが、航空会社のカウンターや審査官から確認されるケースに備えて、次のものを準備しておくと安心です。
| 必要なもの | 内容・注意点 |
|---|---|
| パスポート | 入国時点で残存有効期間が6か月以上必要 |
| 出国用の航空券 | ベトナムから出国する便(往復または第三国行き)の予約控え |
| 滞在先の情報 | ホテルの予約確認画面など、滞在先の住所がわかるもの |
| eビザ(該当者のみ) | 45日を超える滞在や観光以外の目的の場合 |
とくに見落としがちなのがパスポートの残存有効期間です。入国日を基準に6か月以上残っている必要があるため、出発前に必ずチェックしておきましょう。ベトナム旅行の前に確認しておきたいパスポートの注意点は、こちらの記事でくわしくまとめています。
出国用の航空券は、45日以内に出国する意思を示すために求められることがあります。片道航空券だけで渡航する予定の方は、あらかじめ復路や次の目的地の航空券を用意しておくとスムーズです。
ベトナム入国の手続きの流れ|空港到着から審査まで

必要書類がそろったら、次は現地での入国手続きの流れを確認しておきましょう。ベトナムの入国手続きは、思っているよりも簡単です。
出入国カードは不要(2026年現在)
2026年現在、通常の入国時に紙の出入国カードを提出する必要はありません。空港に到着したら、入国審査のカウンターへ向かい、パスポートを提示するのが基本の流れです。
審査場では「All Passports」と書かれたレーンに並びます。審査官からは、出国用の航空券や滞在先を確認される場合がありますが、必要書類がそろっていれば、通常はパスポートを提示して入国審査を受ける流れです。
入国後は、パスポートに押された入国スタンプの日付や滞在期間に誤りがないか確認しておきましょう。
2026年に始まったオンライン事前申告(PAI)とアプリ・事前登録
2026年に入り、ベトナムでは外国人の入国時に「オンライン事前申告(Pre-Arrival Information、PAI)」の試験運用が始まりました。これはスマホやパソコンから、入国前に個人情報などを申告しておく仕組みです。
PALは2026年4月15日にホーチミンのタンソンニャット国際空港で試験運用が始まり、6月15日からはダナン国際空港でも運用が開始されました。対象空港は順次拡大されています。
ダナン国際空港では、2026年9月時点でPAIの登録義務はなく、入国手続きを円滑にするための推奨制度という位置づけです。
この事前申告は現時点では義務ではなく、あくまで推奨という位置づけです。ただし、事前に登録しておくと入国審査がスムーズになるとされています。登録は入国の3日前から公式サイトで行え、完了後に発行されるQRコードを審査窓口で提示します。登録に料金はかからず、クレジットカード情報の入力も不要です。高額な代行サイトや偽サイトには注意しましょう。
公式の案内は在ベトナム日本国大使館のお知らせで確認できます。ダナン国際空港での登録手順は、ダナンのPAI登録ガイドで画面つきで解説しているので、あわせてご覧ください。
なお、この制度は段階的に導入・拡大されているため、利用する空港によって運用状況が異なる可能性があります。渡航直前にベトナム公安省出入国管理局の公式サイトで最新情報を確認することをおすすめします。
eビザの申請方法|45日を超えて滞在する人向け

45日を超えて滞在する方や、観光以外の目的で渡航する方は、eビザ(電子ビザ)の取得を検討しましょう。eビザはオンラインで申請から取得まで完結する電子ビザで、大使館へ出向く必要がありません。
申請の流れは次のとおりです。
- ベトナム政府の公式サイト(thithucdientu.gov.vn)にアクセスする
- 顔写真とパスポートの顔写真ページの画像をアップロードする
- 個人情報・渡航予定・入国する空港などを入力する
- 手数料をオンラインで支払う
- 審査後に発行されるeビザを印刷して持参する
eビザの主な条件をまとめると、次のようになります。
| 項目 | 内容 |
|---|---|
| 有効期間 | 最長90日 |
| 種類 | シングル(1回)・マルチプル(複数回)から選択 |
| 手数料 | シングル25米ドル(約3,900円)/マルチプル50米ドル(約7,800円) |
| 処理日数 | 通常3営業日程度 |
申請サイトには公式サイトによく似た代行サイトも存在します。正規のサイトかどうかをよく確認し、必ず政府の公式ポータルから申請しましょう。入力ミスがあると手続きに影響する可能性があるため、パスポートの記載どおりに入力するのがポイントです。
ホーチミン・ハノイ・ダナン|空港別の入国の注意点

ベトナムには複数の国際空港があり、どの空港から入国しても、日本人に対する45日間のビザ免除の基本条件は共通です。ここでは、日本からの渡航で利用することの多い主要空港ごとのポイントを整理します。
- ダナン国際空港|ダナン・ホイアン旅行の玄関口です。市街地やビーチリゾートまで近く、到着後の移動がしやすいのが魅力です。
- タンソンニャット国際空港(ホーチミン)|南部の玄関口です。2026年4月15日から、PAIの試験運用が最初に始まった空港です。
- ノイバイ国際空港(ハノイ)|北部の玄関口です。ハノイ入国のあと、ハロン湾などの周遊に向かう方も多い空港です。PAIの対象空港は段階的に拡大されているため、ハノイを利用する場合も出発前に最新の運用状況を確認しておきましょう。
45日以内のビザ免除で入国する場合は、パスポートや出国用航空券など、必要な入国条件を満たしておくことが大切です。eビザで入国する場合は、eビザで利用できる入国地点を申請前に確認しておきましょう。
ダナン国際空港、ノイバイ国際空港、タンソンニャット国際空港はいずれもeビザによる入国が認められている空港です。ダナンへの直行便やアクセスについては、ダナンの航空券ガイドも参考になります。
トランジット(乗り継ぎ)でベトナムに入国する場合

日本からダナンへ向かう際、ホーチミンやハノイで乗り継ぐ旅程を選ぶ方もいます。ベトナムでのトランジット(乗り継ぎ)については、いくつか押さえておきたい点があります。
国際線から国際線への乗り継ぎで、預け荷物が最終目的地まで預けられており、空港の制限エリア内で乗り継ぎが完了する場合は、通常はベトナムへの入国手続きを行いません。
一方、別切り航空券などで荷物の受け取り・再チェックインが必要な場合や、乗り継ぎの間に空港の外へ出る場合は、入国手続きが必要になることがあります。航空会社や航空券の組み合わせによって異なるため、事前に確認しておきましょう。
とくに注意したいのが、ホーチミンやハノイで国際線から国内線に乗り継いでダナンへ向かうケースです。原則として、最初に到着したベトナム国内の空港で入国審査を受けてから国内線へ乗り継ぎます。荷物の受け取りや再預け入れが必要になる場合もあるため、乗り継ぎ時間には余裕をもっておくと安心です。
ダナンとホーチミンを経由する乗り継ぎの詳しい流れは、乗り継ぎ完全ガイドでまとめています。
税関・持ち込みルール(免税範囲・持ち込み禁止品)

入国審査を終えたら、最後は税関です。申告するものがなければ、申告なしのレーンから通過します。免税の範囲を超えるものなどがある場合、税関への申告が必要です。
主な免税範囲は次のとおりです。
- たばこ200本、葉巻20本、葉たばこ250gのいずれか
- アルコール度数20度以上の酒類1.5L、20度未満の酒類2L、またはビール等3Lのいずれか
一方、次のようなものは持ち込みが禁止されています。
- 麻薬・毒物・花火などの危険物
- わいせつな出版物や政治的な宣伝物
- 植物・種子・動物性の生鮮食品
- 電子たばこ・加熱式たばこ(2025年1月1日より持ち込み禁止)
とくに注意したいのが電子たばこ・加熱式たばこです。ベトナムでは2025年から製造・販売・輸入・運搬・使用などを禁止する措置が始まり、2026年9月5日に施行された政令でも、電子たばこ・加熱式たばこが輸入禁止品として明記されています。日本で日常的に使っている方は、うっかり持って行かないよう気をつけましょう。
免税の範囲や禁止品の詳細は、地球の歩き方の入国情報でも確認できます。
ダナン・ホイアン旅行と組み合わせる場合の入国の流れ

ダナン・ホイアンを目的地にする場合、ダナン国際空港から入国するのが最もスムーズです。到着後、そのままダナン市内のホテルやビーチリゾート、ホイアン旧市街まで移動できます。
一般的な流れは次のようになります。
- ダナン国際空港に到着し、PAIを登録している場合はQRコードを提示できるように準備する
- 「All Passports」レーンでパスポートを提示して入国審査を受ける
- 荷物を受け取り、税関を通過する
- 空港でタクシーや配車アプリを使い、ホテルへ移動する
ダナン国際空港は市街地から近く、到着後の移動の負担が少ないのが利点です。ホイアンへ足を延ばす場合も、ダナンを拠点にすれば日帰りで無理なく楽しめます。旅費を抑えたい方は、ベトナム旅行が安い時期もチェックしてみてください。
まとめ|ベトナム入国はビザ免除45日で意外とシンプル

ベトナムの入国は、日本国籍の方であれば45日以内の観光はビザ不要で、必要なものもパスポートを中心にシンプルです。最後に要点を振り返っておきましょう。
- 日本人は観光目的で45日以内ならビザ不要
- パスポートは残存有効期間6か月以上が必要
- 出入国カードは不要、出国用航空券は準備しておくと安心
- 2026年から一部空港でオンライン事前申告(PAI)が始まっている
- 45日を超える滞在はeビザを取得する
- 電子たばこ・加熱式たばこは持ち込み禁止
入国のルールは年によって少しずつ変わります。渡航前に最新情報を確認したうえで、安心してダナン・ホイアン旅行に出発してくださいね。
ダナン・ホイアン旅行の計画で「どのスポットを選べばいい?」「予約はどう取るのが正解?」と迷ったときは、現地スタッフのLINEへ。日本語で気軽にご相談いただけます。
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よくある質問(FAQ)

Q. ダナン国際空港に着いたら、入国審査で何を提示すればよいですか?
45日以内の観光であれば、基本的にパスポートを提示するだけで入国できます。審査官から出国用の航空券や滞在先を確認されることがあるため、予約の控えをすぐ見せられるようにしておくと安心です。オンライン事前申告(PAI)を登録している場合は、そのQRコードも準備しておきましょう。
Q. テト(旧正月)の時期はベトナムへの入国に時間がかかりますか?
テト前後は旅行者や帰省客で空港が混み合い、入国審査に普段より時間がかかることがあります。到着後の予定に余裕をもたせておくと安心です。ダナンの滞在中の予定については、現地スタッフがLINEで最新の状況をお伝えできます。
Q. ダナン空港に到着したあと、市内のホテルまではどう移動すればよいですか?
ダナン国際空港は市街地から近く、タクシーや配車アプリのGrabで多くのホテルへ短時間で移動できます。スーツケースがある場合や深夜着の場合は、ホテルの送迎を事前に手配しておくと安心です。送迎の手配は現地スタッフのLINEでもお手伝いできます。
Q. 空港で日本円をベトナムドンに両替できますか?
ダナン国際空港には両替所があり、到着後にその場でベトナムドンへ両替できます。まず空港でタクシー代などに必要な少額を両替し、その後、市内のレートの良い両替所で追加両替するのがおすすめです。
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