朝の路地裏で地元のおじさんたちと座って飲んだコーヒー。おばちゃんから買った路上のデザート。お買い物中、お釣り代わりにティッシュを渡された体験。
旅の思い出に残るのは、ガイドブックに載っていないような面白い瞬間ばかりでした。
初めての一人海外旅行。言語も治安もよくわからない。不安だらけで来たはずなのに、帰る時にはダナン・ホイアンの全部が好きになっていました。
この記事では、私(エレ)が一人でダナン・ホイアンを旅した4泊6日の体験をお伝えします。初めて一人で海外旅行に行ってみたい方、海が好きな方、ローカルな旅がしたい方にぜひ読んでもらえたら嬉しいです。
旅行者プロフィール
エレ
旅行タイプ:ひとり旅
旅行の種類:個人旅行
旅行期間:2026/05/04 ~ 2026/05/08(5日間)
初めてのひとり海外旅行に挑戦した海好きワーママ
旅の基本情報
- 旅行期間:4泊6日(2026年5月・ゴールデンウィーク)
- 同行者:一人旅
- 宿泊:ダナン市内ホテル/ホイアン
- 旅のひとこと:朝の路地裏カフェのコーヒーの味が忘れられない
なぜダナンだったのか|やむを得ない一人旅が、最高の旅になった

実は、積極的に一人旅をしようと思ったわけではありませんでした。海外は出張でモンゴルに行ったことはありましたが、会社が全部手配してくれる形。自分で手配する海外一人旅は今回が初めてでした。
夫はあまり旅行好きではなく、子どもを連れての家族旅行も大変。GWは子どもが帰省するタイミングで、友達もこの時期は誘いづらい。「じゃあ一人で行くか」という流れになりました。
最初はツアーやパッケージも検討しましたが、やりたいことがシュノーケリングやローカル巡りなど定番から少し外れていて、だったら自分で手配した方が楽しいと決断。空港から街が近くて、物価も安くて、治安も悪くないという条件で絞り込んでいくうちに、ダナンが浮かんできました。
やむを得ない事情が重なった結果の一人旅でしたが、帰る頃には「一人旅がダナンで大正解だった」と思える旅になりました。
旅の記録
Day1|到着→まずはダナンの空気を感じる


到着日はホテルにチェックインして、まずダナンの街をぶらぶら歩いて土地勘をつかみました。空港から街まですぐで、拍子抜けするくらいスムーズでした。

旅の準備はGoogle Geminiにホテルのエリアやタイプを相談しながら絞り込んで、観光地は実際に行った人のブログや写真をたくさん読んで情報収集。おぎやはぎさんのYouTubeチャンネル「おぎやはぎトラベル」も参考にしながら行きたい場所のリストを作りました。
Day2|マーブルマウンテン→バックミーアン市場のアボカドアイス

2日目はGrabバイクでマーブルマウンテン(五行山)へ。朝7時前に到着したら観光客がほぼおらず、静かな雰囲気の中でゆっくり見て回れました。見晴らしが良くて、お寺があって、洞窟の中に仏様がいたりして、スケールが大きくて本当に良かったです。

ここで実は面白いことがあって(笑)。お土産屋さんのおばちゃんから五行山のマグネットを購入したんですが、4万vndと言われて5万vndを出したら、お釣りの代わりにティッシュが渡されて「これとマグネットで5万ドンな」と言われました。
謝りもなく、むっちゃいい笑顔で(笑)!なんか憎めなくて、「ありがとう」って言って帰ってきました。絶対に日本じゃあり得ないこんなこともベトナムらしくて、楽しくて、一人でニヤニヤが止まりませんでした。

午後はバックミーアン市場(Bac My An Market)へ。ハン市場とは違って観光客がほぼおらず、ローカルな雰囲気が満点でした。目的はひとつ、アボカドアイスです。

市場の中でとても混んでいるお店がり、人気店だとわかって入店。ここのアイスはアボカドペースト、ココナッツアイス、ココナッツチップが乗っていて、日本ではまず出会えない組み合わせ。濃厚で甘くて上のチップもカリカリで最高に美味しかったです。
Day3|チャム島でシュノーケリング

3日目は待ちに待ったチャム島ツアーの日。ベルトラで予約した現地ツアーで、朝8時にホテルにピックアップしてもらって、スピードボートで島へ向かいました。

シュノーケリングスポットを2か所回って、各スポットで30〜45分ずつ泳いで、その後はモンキービーチで昼食と休憩。海はとにかく綺麗で、とても大きなナマコ、ヒトデ、カニなど海の生き物もたくさん見られて大満足でした。


ダナンのビーチよりも落ち着いていてローカル感もあって、念願のプラスチックの椅子に座ってココナッツジュースを飲んで休憩したりと、ダナンの喧騒から逃れてゆっくりベトナムの海と自然を感じることができました。
一人参加だと現地のスタッフや他の参加者が話しかけてくれて、逆に退屈しませんでした。メディカルチェックシートが日本語対応だったのも助かりました。道具はすべて貸してもらえるので手ぶらで参加できます。午後3時過ぎにホテルに戻って、充実の1日でした。
Day4〜6|ホイアンで3泊・ひたすら歩く

4日目からはホイアンへ移動して3泊。ホイアンでの過ごし方はシンプルで、「1日のメインは1つ」と決めて、あとはひたすら歩いていました。1日10キロ以上歩いた日もあったくらい、ただただ街を歩くのが楽しかったです。
メモリーズランド(Memories Land)|ホイアン最後の夜の感動

ホイアン最後の夜はメモリーズランド(Memories Land)へ。

ショーが好きなので絶対行きたいと決めていました。17時半ごろに入場して、敷地内のあちこちでミニショーをやっているのでそれを追いかけているうちに、気づいたら20時のメインショーが始まっていました。

メインショーはダンサーの人数も多くて、水・光・火柱の演出が圧巻。最前列付近で見ていたら火柱が熱すぎて、隣の中国人ツアー客の方々が一斉に逃げてきました(笑)。

ベトナム語がわからなくても、映像と音楽と演出だけで十分すぎるくらい楽しめました。日本人にもっと知られてほしいスポットです。
アンバンビーチの朝とあさりのお粥

最終日の朝は早起きして朝6時にアンバンビーチへ。

1時間ほどビーチで遊んで、8時開店のあさりのお粥屋さん「チャオニウコーズィオー(Cháo nghêu Cô Gió)」へ。

YouTubeで見て絶対行こうと決めていたお店で、暑い中汗だくになりながら食べたお粥が最高に美味しかった。大粒のあさりがゴロゴロ入っていて2.5万vnd(約150円)。安すぎてびっくりしました。
朝の路地裏カフェのコーヒー
ホイアンの朝でもう一つ忘れられない体験が、路地裏の地元のカフェでコーヒーを飲んだこと。観光客は誰もいなくて、地元のおじさんたちだけがいるカフェで、2万vndを出したら「これでいいよ」とだけ言われて値段もよくわからなかったんですが(笑)、飲んだコーヒーの味は本当に忘れられないくらい美味しかったです。お店を出る時に「バイバイ」って言ってくれた温かさも含めて、この旅で一番好きな瞬間でした。
ホイアンの路上チェー

路上でベトナムのデザート「チェー」を売っているおばちゃんのお店にも立ち寄りました。数字と「ハウマッチ」しか英語を話せないおばちゃんからチェーを購入。

これが本当に美味しかった。おばちゃんが翻訳機で「路上での販売は禁止されています」と見せてきたのに、それでも堂々と売っているのも含めて、面白すぎて、この旅で一番思い出深い体験でした。
グルメ|美味しかったものまとめ

バインミー・マダムカーン(Bánh Mì Madame Khánh)|ホイアンで一番美味しかった
ホイアンで一番美味しかった食べ物です。バインミー・マダムカーンは現地でも有名な老舗で、サクサクのパンとソースの味付けが絶妙でした。
ホワイトローズレストラン(White Rose Restaurant)|一人でも両方食べられる
ホワイトローズ(白いバラの形をしたホイアン名物の蒸し餃子)で有名なレストランへ一人で行ったら、「一人ならハーフ&ハーフセットにできるよ」と言ってもらえて、メニューの2種類を少しずつ食べられました。一人旅でも気を遣ってもらえる優しさが嬉しかったです。
コムタム(Cơm Tấm)|ご飯の上に卵や肉が乗ったワンプレート
お米の上に卵や肉など様々なトッピングが乗ったベトナムのワンプレートご飯。ホイアンで食べてハマりました。
バックミーアン市場(Bac My An Market)のアボカドアイス|日本にはない組み合わせ
アボカドペースト+ ココナッツアイス+ ココナッツチップの組み合わせが最高。観光客向けではなくローカルな市場にあるお店なので、見つけた時の達成感も込みで美味しかったです。
アンバンビーチのあさりのお粥|2.5万vnd(約150円)の感動
朝8時開店と同時に行ったお粥屋さん、チャオニウコーズィオー(Cháo nghêu Cô Gió)。大粒のあさりがゴロゴロ入って約150円。暑い中汗だくになりながら食べた朝のお粥は格別でした。
バックミン市場のヌックサウ(Nước Sấu)|ローカル感満点の黒いドリンク
薬草っぽいドリンクで果実やゼリーが入っています。1.2万vnd(約70円)で市場の外の屋台で飲みました。見た目はちょっと個性的ですが、スッキリした甘さと酸っぱさでとにかく美味しかったです。
Grabバイクが最高にベトナムを感じさせてくれた
この旅でイチ押しアクティビティを一つ挙げるなら、Grabバイクです。ホイアンでは近距離移動が多かったので10回近く乗りましたが、全員が星5レベルのドライバーで、親切で運転も安心感がありました。
夜風を感じながらバイクで走る感覚が、最高にベトナムを感じる瞬間でした。ホテルからメモリーズランドまでバイクで15分ほど。車だと渋滞することもありますが、バイクはスイスイ走れるのも気持ちよかったです。
Grabアプリには旅行者向けのトラベラークーポンセットがあって、1回使えばすでに元が取れる内容のクーポンが入っていました。フードデリバリーにも空港への移動にも使えて、滞在中は本当に助かりました。
ただ、バイクは安全面でのリスクもあるので、全員にはおすすめしません。車の方が安心な方はGrabカーを使うのがおすすめです。
ダナン・ホイアン旅のアドバイス

初めての一人海外旅行にダナンは本当におすすめ
言語的な心配はあまりいりません。ベトナムの方は優しくて、英語が通じなくてもボディランゲージで一生懸命伝えようとしてくれます。お互い英語が第二言語だからこそ、必死に伝え合える良さがありました。
外務省の渡航情報と「旅レジ」を活用する
日本の治安の良さに慣れていると、海外での軽犯罪には意識的に気をつけることが大切です。外務省の渡航情報や旅レジ(在外公館からの情報が届くサービス)が役に立ちました。日本人を狙った事例の情報など、事前に確認しておくと安心です。
マーブルマウンテンは朝早く行くのがおすすめ
朝7時前に到着すると観光客がほぼおらず、ゆっくり見て回れます。大理石のお土産屋さんが並んでいるので、お土産探しもここで楽しめます。
Grabアプリは旅行前にセットアップしておく
トラベラークーポンも日本にいる間に購入しておくと安心です。Grabバイクはローカル感たっぷりでダナン・ホイアンを感じられるので、安全面に注意できる一人旅の大人の方には、一度体験してみてほしいです。
1日のメインは1つに絞る
欲張って詰め込みすぎると疲れてしまいます。チャム島に行く日はチャム島がメイン、メモリーズランドに行く日はそれがメイン、という風に1日1つに絞ると、それぞれの体験をしっかり楽しめました。
ホイアンは朝が特別
夜は観光客で賑わうホイアンも、朝は現地の人たちが暮らす街に変わります。路地裏のカフェで地元のおじさんたちと並んでコーヒーを飲む体験は、夜とはまた違う旅の醍醐味です。
これからダナンに行く方へ
ダナンの魅力は、何より「自分の旅のスタイルに合わせて楽しめる幅の広さ」だと思います。ビーチ沿いのホテルでリゾートのようにゆったり過ごすのもいいし、路地裏を歩き回ってローカルな食事を楽しむのもいい。どちらのスタイルを選んでも、全力で応えてくれる街です。
「初めての海外一人旅、どこにしようか迷っている」「家族旅行ではなかなか叶わないアクティブな旅をしてみたい」「ビーチとローカル、どちらも欲張りたい」。そんな方には、ダナン・ホイアンを心からおすすめします。
私自身、帰る頃には「次はフエにも行きたいし、いつ戻ってこよう」と考えていました。一度行くと、また戻ってきたくなる街です。
編集後記
エレさんのインタビューで一番印象に残ったのは「ティッシュがお釣りの代わり」と「路上チェーのおばちゃんとのやり取り」の2つのエピソードでした。どちらも笑顔で堂々とやってくれるから恨めない、というのが最高にベトナムらしいなと思いました。
初めての一人海外旅行で不安だらけだったはずなのに、チャム島のシュノーケリングからローカル市場のアボカドアイス、朝の路地裏カフェのコーヒーまで、ひとつひとつの体験を自分のペースで全力で楽しんでいたエレさん。「初めての海外一人旅がダナンで良かった」という言葉が、ダナンへの最高の評価だと思います。
次はフエにもぜひ来てください。エレさん、ありがとうございました。



