「不安な気持ちは一旦脇に置いて、とりあえず朝から夜まで遊んでみてほしいです」
海外旅行自体は初めてではなかったのですが、一人で行くのは今回が初めて。出発前は右も左も分からず、正直ずっとドキドキしていました。
それが、帰ってきた今はもう、ダナンがちょっと恋しいぐらいです。
この記事では、私(いるか)が大学の夏休みに一人でダナンを旅した4泊5日の体験をお伝えします。初めての一人旅を考えている学生の方に、特に読んでほしい記事です。
旅行者プロフィール
いるか
旅行タイプ:ひとり旅
旅行の種類:個人旅行
旅行期間:2026/08/27 ~ 2026/08/31(5日間)
初ひとり旅の大学生!
なぜダナンだったのか|計画を立てたのは出発3日前

ベトナムには漠然とずっと行ってみたいという気持ちがありました。そのなかで、海が見えて景色が綺麗なところ、という条件で探していたら、それを満たしているのがダナンだったんです。
日程は2026年8月27日から31日まで。27日は夜に日本を出て移動だけだったので、実質的に過ごしたのは28日からです。宿泊はサントリー ホテル ダナン ベイ(Santori Hotel Danang Bay)で、ミーケービーチ(My Khe Beach)からバイクで10分ほどの場所にあるホテルを選びました。
ただ、計画を立て始めたのは出発の3日前。「やばい、何も立ててない」と気づいて、そこから急いでいろいろ探しました。
結果として、半分は事前に決めて、半分は現地で決めるというスタイルに。これが逆に良かったのかもしれません。ちなみに滞在中、一度も雨に降られませんでした。天気にもかなり恵まれた旅でした。
空港での失敗談|「これは違うかも」と気づけた話

お昼頃にダナン空港に到着して、出口に向かう途中でいきなり声をかけられました。
すごくノリのいい方で、まだ寝ぼけていたこともあって「こんなに親切に案内してくれる人がいるんだ」と思いながら立ち止まって話を聞いていたんです。そうしたら、提示された金額が日本円で5000円ほど。
そこでようやく「待って、これは違うかもしれない」と。結局その場を離れて、Grab(グラブ)の乗り場まで自分で行きました。あとから調べたら、Grabでは同じくらいの距離をもっと安く移動できることがわかりました。早めに気づけてよかったです。

その後はお昼ご飯を食べて、スーパーへ。私はマンゴーが大好きなので、どうしても食べたくて買いに行きました。カットされた状態で売っているのが、日本では比べるとかなり手頃に感じました。
1日目の夜|ナイトクルーズでドラゴンブリッジの真下へ

初日の夜は、ハン川(Sông Hàn)のナイトクルーズへ。クルック(Klook)で見つけて予約しました。夜景を見るのが好きなので、これは行きたいなと思っていたんです。
始まったのは8時。ウェルカムショーではベトナムの可愛いドレスを着た女性がステージで踊ってくれて、テンションの上がる曲がひたすら流れていました。

そしてクルーズは、ドラゴンブリッジ(Dragon Bridge)の真下を通るルート。火を吹くショーが始まるまで周辺を周回して、ショーが始まったらゆっくり近づいていくという流れです。あの迫力は本当にすごくて、めちゃくちゃ綺麗でした。

ちなみに、予約サイトには40分から50分と書いてあったのですが、私が参加した日は実際に終わったのは1時間半後。ホテルに戻ったのは10時半を過ぎていました。あっという間で、思っていた以上に長く楽しめたのも嬉しかったです。
2日目|バナヒルズはディズニーより広いと思いました

2日目はバナヒルズ(Ba Na Hills)へ。こちらもクルックで、シャトルバスと入場チケット、フォーシーズンズ(Four Seasons)のビュッフェ、アルパインコースター(Alpine Coaster)がセットになったものを予約しました。
10時発、帰りが18時の便だったので、ほぼ丸一日です。
正直、ここまでテーマパークっぽいところだとは思っていませんでした。敷地がとにかく広くて、体感ではディズニーランドより広いんじゃないかと思ったほどです。ケーブルカーも迫力があって、それだけでも乗る価値があります。

いちばん良かったのはゴールデンブリッジ(Golden Bridge)。

そして山頂に入ってすぐのところに広がるヨーロッパ風の街並みが、私はすごく気に入りました。

ベトナムに来たのに、フランスにいるような体験ができるのが不思議で、街並みがとにかく可愛いんです。

あと、私は意外と銅像が好きなので、あちこちにある銅像を撮って回るのも楽しかったです。
ただ、広すぎてビュッフェの会場を探すのにかなり手間取りました。近くまで行ったら、他の旅行者の方からも「あなたもここに行くの?私たち迷ってるんだけど」と声をかけられて。みんな迷っているんだ、と思いました。
3日目|朝日、マンゴー、そしてブレスレット

3日目は、ミーケービーチで朝日を見に行くところから始まりました。
「明日は帰らなきゃいけない」という日の朝だったこともあって、あの時間帯が今回いちばん良かったかもしれません。

その日はお土産を探そうと思っていたので、午前中から街へ。まず向かったのが、念願のリトルマンゴー(Little Mango)です。

マンゴージュースがとにかく濃厚で美味しくて、毎日飲みたいぐらいでした。朝ごはん代わりにするのもいいと思います。
お土産屋さんを巡っていたら、すごく素敵なブレスレットのお店を見つけました。

色をカスタマイズして、その場で作ってくれるお店です。リトルマンゴーの近くにあって、靴を脱いで入るタイプのお店だったので「珍しいな」と思って入ってみたんです。
お店の方も本当にいい方で、いろいろお話もできました。一人旅の醍醐味を感じた時間でした。つけるたびにあの時のことを思い出せるので、こうしたアクセサリーを旅の思い出にするのもいいなと思いました。
ハン市場|人生初の「計算機で値段交渉」

午後はハン市場(Han Market)へ。
入った瞬間、「こんなにものが埋まっている場所があるんだ」と思いました。日本にいるとなかなか味わえないような空気感で、それがすごく楽しかったです。

そして、まさか人生で計算機を出して値段を聞くことがあるとは思っていませんでした。あれは完全に初体験です。
買ったのは、真ん中が貝で装飾されたコースター。とても可愛くて気に入っています。

その後はダナン大聖堂などを巡って、ブラウンスパ(Brown Spa)へマッサージを受けに行きました。

グルメ|バインセオとアントイ
バインセオ(Bánh xèo)|初日に偶然入ったお店が絶品だった

初日の夜、 ミーケビーチ近くのアントイ(Ăn Thôi)に行こうとしたのですが、混みすぎていて断念。仕方なく近くにあったお店に入りました。
そこで食べたバインセオが、思わず感動するぐらい美味しかったんです。
ライスペーパーと生野菜が一緒に出てきて、自分で巻いて食べるスタイル。マンゴーやキュウリも添えてあって、ゴマの入った濃厚なピーナッツソースにつけていただきます。甘辛いチリソースもあって、味を変えながら食べられるのが良かったです。お店の名前を覚えていないのが、今となっては本当に悔しいです。
アントイ(Ăn Thôi)|3日目にリベンジ

初日に入れなかったアントイには、3日目の夜にあらためて行ってきました。黄色い建物で、私が行ったときもたくさんの人が待っている人気店でした。

私の前に20番ぐらい番号が空いていたのに、40分ほど待ちました。それでも番号は比較的スムーズに進みましたし、待っている間にお水を出してくれたりするので、そこまで長くは感じませんでした。
頼んだのは生春巻きとパイナップルチャーハン。どちらも本当に美味しかったです。パイナップルチャーハンは本当にパイナップルが入っていて、甘酸っぱい味わいが癖になりました。
ベトナムで面白かったこと|「ゴーストレート、ダウン、レフト」
旅のなかで印象的だったのが、現地で受けた道案内のシンプルさです。
初日にスーパーへ行った時、お会計の場所が分からなくて。2階建てで、結局レジは上の階にあったのですが、それが分からず店員さんに聞いたんです。
日本だったら「あっちにまっすぐ行って、何番目を曲がって」と細かく説明してくれたり、一緒に行ってくれたりしますよね。でも返ってきたのは「ゴーストレート、ダウン、レフト」。
バナヒルズでも同じでした。何回も曲がる箇所があるはずなのに、みんな「レフト」とか「あっち」とか、それだけ。
最初は戸惑いましたが、必要なことだけをシンプルに伝えてくれる感じが、私にはすごく面白かったです。シャトルバスの乗り方も「これだよ」と教えてくれる感じで、日本とは少し違うコミュニケーションの仕方も含めて楽しかったです。
Grabバイク|一度乗ったらハマりました

今回の旅で、想像以上に良かったのがGrabバイクです。
そもそもバイクの後ろに乗ること自体が初めてで、最初はかなりビビっていました。車もそんなに高くないし、車でいいかなと思っていたぐらいです。
でも一度乗ってみたら、完全にハマってしまいました。
私が乗った時は思ったより安定感があって、風を受けるのが本当に気持ちよかったです。車より料金も抑えられましたし、特に夜は景色がよく見えるのでおすすめです。ローカルなアクティビティ感覚で、ぜひ一度試してみてほしいです。
一人旅で感じたこと|寂しさと、出会いと

4泊5日を一人で過ごしてみて、大変だと感じたこともありました。
まず、感想をその場で共有できる相手がいないこと。綺麗なものを見ても「すごいね」と言い合える人がいないのは、やっぱり少し寂しいです。写真を撮りたいと思っても誰かに頼まないといけませんし、何かあっても全部自分で調べて動くしかありません。
そうなると、自分の弱いところが見えてくるんです。
でも、だからこそ良かったこともたくさんありました。
周りのスタッフさんが声をかけてくれると、その分すごく嬉しい。写真を撮ってもらう機会も本当に多くて、それが面白かったです。ホテルの方も、一人だからと気にかけてくださっているのが伝わってきました。
レストランで一人でご飯を食べていた時には、隣にいたシンガポールからの旅行者の方が話しかけてくださって。一人だったからこそ生まれた出会いだったと思います。
これから一人旅をする学生の方へ

不安な気持ちは、一旦脇に置いてみる
行ってみると、想像とのギャップに不安になることや、行動範囲を狭めたくなる瞬間があると思います。私もそうでした。でもその気持ちを一旦脇に置いて、「せっかく来たから」という精神でいろいろやってみると、出会いがあったり、思いがけずいい体験ができたりします。無理のない範囲で、気になったことは一歩踏み出してほしいです。日本にいる時よりも、ダナンのほうが行動しやすい気がしました。
空港で声をかけてくる人には気をつけて
親切そうに案内してくれますが、提示される料金が自分の想定と大きく違う場合があります。少しでも「違うかも」と思ったら、その場を離れてGrabを使うのが安心です。
Grabバイクを一度試してみて
車より安くて、風が気持ちよくて、夜景もよく見えます。最初は怖いと思うかもしれませんが、思ったより安定感があります。
バナヒルズは1日がかりで
想像よりずっと広いです。ビュッフェ会場を探すだけでも迷うので、時間には余裕を持って行くのがおすすめ。クルックのセットチケットだと、シャトルバスから食事まで一度に予約できて楽でした。
人気店は早めの時間に
アントイは初日に行こうとしたら混みすぎていて入れませんでした。整理券制で回転は早いのですが、行きたいお店がある方は時間をずらすか、早めに向かうといいと思います。
値段交渉を体験してみて
ハン市場では、店員さんが計算機で金額を見せてくれます。日本ではまずできない体験なので、これだけでも行く価値があります。
もう1日あったら
もう1日あったら、ホイアン(Hoi An)に行ってみたかったです。最終日に出るには少し遠いかなと思って諦めてしまったので、次に来る時の楽しみにしています。あとは、もっと周辺をいろいろ回ってみたかったです。
編集後記
今回インタビューさせていただいたいるかさんは、初めての一人旅にダナンを選んでくださった大学生の方でした。
お話のなかでいちばん印象に残ったのが、「一人だと自分の弱いところが見える」という言葉です。感想を共有できる相手がいない寂しさも、写真を人に頼まなければいけないことも、全部自分で調べるしかないことも。それを正直に話してくださったうえで、「だからこそスタッフさんの声かけが嬉しかった」「一人だったから隣の席の旅行者と話せた」と続けてくださったのが、この旅の魅力をよく表していると感じました。
出発3日前に計画を立て始めて、半分は現地で決める。バイクの後ろに乗るのが初めてでビビりながらも、一度乗ったらハマってしまう。すべてを決めすぎず、その場で興味を持ったことに挑戦したからこそ、一人旅ならではの出会いや体験につながったのだと思います。
「気乗りしなくても、とりあえず朝から夜まで遊んでみてほしい」。これから一人旅に出ようか迷っている方の背中を、この言葉がきっと押してくれるはずです。次はぜひホイアンにも足を運んでみてください。
いるかさん、素敵なお話をありがとうございました。



